2021年12月3日金曜日

閑話番外 その百二十五

 


 師走になりましたなあ。先月はとうとう一度も山には登らなかった。十月から始まった風邪が全然治らない、Yの訓練もできなかった。完全に気管支炎ですな。

 仕事先へは二十分強歩くのだが、息切れする感じが情けない。とてもじゃないが山は歩けません。真っ青な空を見上げて嘆いたけど、駄目な時は駄目なんです。

 今日又休まない医者(気がおかしいのではと疑っている)へ行って来た。寝る前の咳は大分治まった。夜中にトイレに行くと必ず咳き込む。それも十分以内で治まる様になったので、少しは良くなっているのだ。

 三度めの通院なので聴診器を胸に当てた。残念乍ら昼間は殆ど咳が出ないのだ。寝てる時はゼーゼー言ってるのにだ。従って聴診器は多分無駄だっただろう。アレルギーもある様だからと、新しい薬を処方してくれた。

 ”医者に付き合って休めない薬局”へ行く。どっさり薬が出た。これで治らなくっちゃ泣けてくらあね。

 一月山に行かないと確実に筋力が落ちる。歳を取ったから良くわかるのだ。若い頃もそうだったのだろうけど、元の筋力が大きかったので、少々の減少なんざ気にもならなかったのだろう。

 あの太い脚も今じゃオンボロボロロ、ひょろひょろになっちまった。依って少々の力の減少もはっきりと自覚できるのだ。感覚が鋭敏になってとても良かった。(おいおい、完全な勘違いだぞ)。

 Yもそうなんだろう。彼は相変わらずぶっとい脚なんだが、見た目が太いだけで力はぐんと落ちている。その上山には滅多に行かない。塔すら危なくなってるんだからヤバい。

 あたしとYだけの話ではない。六十を過ぎた人はほぼ同じ状況になっているのだろう。七十を過ぎればよ劣化が加速するだけだ。歩けなくなったら終わり、自分で鍛えましょう。

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