休題 その四百

 

　ZOZO創立者の前沢氏が宇宙ステーションに十二日間滞在して無事に帰還した。これは宇宙旅行に行ったと言って良かろう。

　前沢氏とは面識はないが（当たり前だ！）、何となく好きではなかった。顔つきがである。四十歳過ぎたら自分の顔に責任を持てとリンカーンも言ってるんだし。まあ、ヒロユキ氏に「それは貴方の感想でしょう」と突っ込まれて終わりななんだけどねｗ

　仕事関係者も連れて二人で十億円以上の費用だそうだ。あちこちから非難があったらしい。そんなに費用をかけるなら有意義に使えと言うそうだ。前沢氏は「自分で稼いだ金で旅行に行って何が悪い」と言っているが、前沢氏に全く同感である。人の金の使い方にとやかく言うんじゃないって。

　ソ連時代にTBS社員の秋山氏がソ連の宇宙ステーションミールに八日間滞在して民間人初の宇宙旅行と記録されている。その秋山氏が前沢氏の旅行について「貧富格差の象徴、宇宙旅行ができるのは金持ちの証明で終わって欲しくない」なぞと発言、「自分は会社の金で行ったんだろ、西沢氏は自分の金で行ったんだ」と突っ込まれてましたなあｗ

　驚いたのは「あっという間でした」の発言。十二日は長いなあ、と思ってたあたしとは大違いだった。地球一周九十分を撮影してネットに流したり、日本列島を克明に撮影して流したり、ステーションでの生活を紹介したりでやる事が多かったからかも。

　昔は海外旅行は金持ちのやる事で庶民には縁がないと、皆が思っていた。だからって、格差がどうの、無駄に金を使うななんぞと下らない文句をつける人間を知らない。（あたしが知らないだけで少しはいたかも）

　宇宙旅行は大方の人の夢である。西沢氏はその夢を実現したのだ。若者は頑張れば宇宙に行けると証明した。やがてもっと安くなるだろうしね。西沢氏が好きになりましたよｗ