2021年11月1日月曜日

閑話 その三百六十八

 


 昨日と高取山に行って来た。他に行くとこないのか、このタワケ!とのお怒りは御尤もなのだが、まあ脚馴らし(のです)って事だったんです。花立が予定だったのだが、多分辿り着けないと思ったので。辿り着けても降りれないだろうし。

 前日は雨の予定だったが、曇りに変わってラッキー。依って人は少ない。バスには単独の女性がいて同じく高取に登ったが、日曜とは思えない静寂さ。そのうち雨が降って来た。曇りだって言ってたのにさあ。

 昼過ぎに里湯に着いたら、給湯設備の故障の為に臨時休館。聞いてねえよお。おばさんが「電車で来たのにがっかりだわ」と怒っている。怒っても仕方ないので梵天荘へ向かう。

 やってるかな、と見ると開いている。玄関に入ると若者が一人立っている。靴が何足か並んでいる。若者に「おかみさんは?」と聞くと「来たばかりなので分からない」との事。そこへおかみさんが降りて来た。入浴客が入っているそうだ。梵天荘に風呂は一つしかない。女性が入っていれば男性は駄目だ。大体からして、三人入れば一杯なの。

 結局我々と若者は入れなかった。こうなりゃ大和旅館じゃい。とせっせと戻る。大和の玄関に皮の登山靴が一足、先客がいるな。声を掛けるとフロントの女性が出て来て変な事を仰る。「お湯がぬるいんです、37度から38度です。お客さんが一人それでも構わないと言って入ってますが、宜しいですか?」。

 え、ほぼ体温じゃんかさあ。ここも器機に異常があるって事だ。そんなのに無理やり入っても風邪をこじらすだけだ。諦めました。最後の手段の陣屋って手があるが、三軒駄目だったのでやめた。陣屋は入浴料も高いし。

 結局入浴はなし、コンビニでチューハイを買って何時もの喫煙所で飲んだのです。こんな珍しい事もあるんですなあ。梵天荘のおかみも驚いていた。三組のバッティングなんて初めてじゃないかな。

0 件のコメント: