2020年3月4日水曜日

閑話 その三百十一



 去年はYとの恒例の忘年山行に行けず、一月に代替えの新年山行もなかったので、二月二十八(金)二十九(土)で遅れた新年山行を挙行した。挙行ってオーバーですなw
 堀山へ幕営具を担ぎ上げて、そこから塔をピストンして幕営、翌朝下山の計画だ。違法行為なのでここは一つ内緒に願いますよ。
 写真は大倉の河津桜、満開でした。
 渋沢待ち合わせ。箱根蕎麦の前にYのザックが置いてある。覗くと一生懸命食べて居る後姿があった。汁を飲み始めたので、もう終わるかと見て居たが、何時迄も汁を飲んで居る。やっと出て来たが訳があった。
 季節物の、舞茸天と春菊天蕎麦を大盛りにし、尚もトッピングに竹輪を乗せるつもりでかき揚げ天を買ってしまったのだ。そりゃあ天ぷらだらけの化け物蕎麦になっちまった訳だ。その上ネギ(三十円也)も追加したってえんだから、最後にゃあ汁だか天ぷらだか分からない状況になったそうなw
 バスは空いていた。それでも歩き出すと抜かれる。抜かれるばかりさ。外の諸君は若い人が多いのと、我々が大きいザックを背負っていて10Kgは軽く超えてるからだ。
 従って「どちらへ?」と聞かれるのが一番困る。堀山で幕営ですとは言えない。今回は「塔へ行きます」と答えると決めておいた。それなら嘘じゃないしね。
 荷があると堀山も中々遠い。一本松で休んでから着いた。空身(小さい日帰りリュック)ならワンピッチで着くのに。
 一本松の先で男子高校生の、二十人程の集団に抜かれた。先頭は教師だろう。全員スリムで足取りが軽い。「クラブ?」と訊いたら「登山部です」と答えがあった。勿論ジョークである。サッカー部だかバレー部だかが、顧問の好きな山に引っ張り出されたって事なのだろう。登山部って言い方はそういう意味だ。
 堀山にザックを降ろしてアタックザックを取り出す。塔を目指すのだ。(続)

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