2020年3月10日火曜日

閑話 その三百十四



 二十時過ぎに熟睡してるYを起こす。寝て居るのに起こすのは可哀そうだって? Yは何時でも何処でも熟睡するの、それもあっと言う間にだ。可哀そうなのは鼾を聞かされてるあたしだよ!
 恒例の夜の宴会って事だ。大分冷えるのでバーナーは点けっぱなしだ。わーわー言ってると零時になっていた。四時間飲んで居たんですなあ。これが目的なんだから良いのだ。
 翌朝は六時に起きる。ゆっくーりして下り始めると八時半、一番バスと思われる諸君がどんどん登って来る。此れ又若い。土曜日だから尚更なのだろう。我々の同年者は、一人居たかどうかだ。Yとあたしは八歳離れてるので、同年者とは六十四才から七十二才だと思って下さいね。
 観音茶屋に降りて来たら、若女将が椅子を表に出している。前にコーヒーを飲んだ時、通り掛かったパーティが皆でミルクプリンなる物を注文していたのを思いだし注文して見た。正確に言えばミルクゼリーだろうが、美味しいのだ。そこに登って来た女性の単独者
が「ミルクプリン」と呟いたので「美味しいですよ」と誘うと、「登りなんで、今食べると……」と登って行った。気持ちが萎えるんですな。
 例に依って鶴巻温泉で途中下車、里湯に入る。処が何と、ほぼ貸し切り状態、がっらーんとしとる。勿論嬉しいのだが、一体どうしったってんだ。
 多分新型コロナ肺炎の影響だろう。あたしの勝手な考えですよ、根拠は全くないですから、信用しないで下さいね。
 山も若者が殆どだった。初日の金曜日もだ。風呂から出て二階に上がっても、がっらーん。我々が里湯を出る時にザックが一つ置いてあった。どこかに泊まった(幕営)な、何処だろう。多分熊笹の峰だなw
 そこへ若い登山者カップルが入って来た。若者は勇敢で年寄りは動かない、ってこってしょう。

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