2020年1月4日土曜日

休題 その二百七十六



 三が日もあっという間に終わった。二日はテレビの前に陣取って、日本酒と焼酎を飲み乍ら箱根駅伝を見るのがここ数年の習わしだ。
 初めは思わぬ番狂わせが有って面白かったのだが、四区からはお馴染みの青山学院がトップに躍り出てしまった。嫌な予感がしたが大当たり、青山のグリーンのユニフォームが独走となっちまった。嗚呼。
 前にも書いたが、青山に恨みは無い。唯、四連覇を成し遂げて去年は二位になったんだから、又もや総合優勝されたら、余りに詰まらいじゃないですか。
 三日の復路に期待を掛けて、気合を入れて(意味無い?)見て居たが、グリーンの独走が最後迄続いて、文句なしの優勝となった。文句あんだけどね。
 実力が違うと言うしかない。四連覇は伊達ではなかったのだ。原監督の力量も認めざるを得ない。後ろから大声で声を掛け続けるが、「この侭のペースなら区間賞だ、お前なら出来る!」とやる気にさせるのが実に巧みだ。
 箱根駅伝は、昔は駅伝だけで終わった。詰まり箱根だけ走って陸上からは足を洗ってしまったのだ。走るのが20Kmそこそこと言う半端さなので潰しが効かなかったらしい。
それがここ十年程で様変わりした。毎年新記録が出て底上げされ、マラソンを狙える迄に水準が上がったのだろう。今年のオリンピックマラソンの男子出場者三人枠のうち、内定した二人は、箱根駅伝のエース達だ。
 東洋大の設楽君は内定を逃したが、未だ可能性は残っている。日本のマラソン界(或いは中距離やほかの種目も)は箱根駅伝出身者が担う様になったかと思わされる。
 関東陸連主産の為、関東の一都六県と山梨県の学校しか出場できない。これが全国区になれば、東北北海道や中部関西、中国四国、そして九州の強豪も加わってもっともっとレベルが上がるのでは、と思ってます。

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