2020年1月14日火曜日

休題 その二百七十八



 遥かに優れた技術を持つ文明があったとしたら、それはもう、技術と言う言葉はそぐわない状況です。この話は二十光年離れた文明と行き来する話なので、そこんとこお間違えなきように。え、お前じゃないって? はい。
 今の地球のテクノロジーでは、二十光年先の恒星系へ行くなんて夢物語。ネットで潜って見たが、加速可能なのは光速の四分の一がやっとの様だ。それじゃあ八十年掛かっちまうでねえかよお。
 加速を続ければ光速の90%以上にはなるだろう。でも、そんなに無限に近い燃料を積んだ宇宙船って、どんなにでかくなるのけえ? でかくなればなる程、加速に使うエネルギーが増えるんでねえけえ?
 お分かりの通り、パラドックスに陥り、光速の90%以上なんて無理なのだ。今の処は。いや、十年後も二十年後も、その後も。何故お前に分かるかって? 相対性理論が成立してから百年(!)。それを越える理論が出て来ない(除く量子力学)。
 あたしは相対性理論は誤りを相当含んでいると思っている。従って仮設の一つとしか思わないが、現在一番強力な仮説である。何せ百年間覆せなかったのだから。
 へへへ、これは古典物理の範疇でした。光速の99,9%を越えれば相対性理論の出番で、其れ以上の加速は不可能って事になる。それ以前の問題でした。(ペコリ)
 何を言ってるかってえと、ニュートン力学と相対性理論の範疇外の、全く次元の異なる理論(?)に立たないと二十光年さきには行けない。それはアームホールとかホワイトホールとかの飛んでも論があるが、出鱈目ばかりなので、触れないでおく。
 詰まり、テレポートが現実しなければ絶対に不可能なのだ。テレポートってどんな科学なんだろう。空想世界の話になっちまう。
 それを実現している文明が存在してない、とは言い切れないのです。

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