2018年9月3日月曜日

休題 その二百二十五



 百均でなく万均!

 一ノ沢を登らずに堀山で幕営した時にYと話したのだが、山道具についてなのだけど、山自体じゃないので休題です。
 百均とは百円均一、万均とは一万円均一の意味。見掛ける登山者は皆新式のスタイルで決めて居る。あれを一気に揃えると幾ら掛かるのだろうか、とどうでも良い話をした。
 先ずは靴、ゴアで無雪期用なら二万五千円からあるだろう。結構安く買える。但し五年一寸とで寿命を迎えるのは仕方ない。そして靴下、これも数千円の世界だろう。
 此処からが万均になるのだ。速乾性下着上下で一万円。ズボンで一万円。もしスパッツと短パン、もしくは巻きスカートなら、それぞれが一万円。実際はそれ以上の様だ。山ガールでお馴染みのスタイルだが、今は男性にも普及している。巻きスカートを穿く男性もいるそうなのだ!
 リュックで一万円。日帰り用の小さい奴なのにですよ。本当は一万円では無理なのが、特価品ならあるだろう。
 ストック二本で一万円。うーん、あたしのなんか一本三千円だったのだが。Yに言わせると「今時そんな低機能な物は無い」のだそうだ。確かに細身で、小さく出来ている。
 ウインドブレーカーで一万円。雨具上下でそれぞれ一万円。端数をばっさり切り捨ててですよ。帽子だって良いのは一万円!
 カッターシャツが一万円。バーナーとカップで一万円。水筒と磁石で一万円。あ、これは無理だ。一万五千円は行っちまう。
 何と高いのだ、と驚くのはあたしだけの様だ。高いだけの機能があるのだとYはのたもう。そう言えばSも前に同じような事を言っていた。「山は金だよ」と。金を掛ければ楽なんだよ、って意味である。すっかり時代から取り残されて、みすぼらしい装備と姿のあたし。良いのさ、何の不自由も無いのだからね。

0 件のコメント: