2018年9月10日月曜日

クソ面倒な話 その九十



 北海道地震で亡くなられた方に哀悼の意を表します。被害に会われた方にお見舞いを申し上げます。
 不幸中の幸いと言えるのは九月だった事で、厳冬期なら全道停電は途轍もない出来事であり、停電に依る二次災害も充分考えられる。
 震源地に近かった発電所が最大の電力を供給していたのだが、地震に依りダウンし、電力の需給バランスの崩れが波及して、全発電所がダウンしたのだそうだ。
 詰まり、余裕が無い電力状況が原因の全道停電と言う訳だ。泊の原発が稼働していればこの事態が防げた、と言う意見が出ているが、極めて尤もな話だろう。原発を停止しろとの声が、今回の停電を起こしたと私は見る。
 テレビ朝日の番組がネットで取り上げられていたのを見たが、政府が意図的に不安定な状況を放置していた、太陽発電や風力発電で補う方策を取るべきだった、政府は原発を再稼働させたいが為に、この事態を待っていたとすら感じられる、云々。
 改めて言及するのもアホ臭いが、一応指摘しておこう。石狩湾新発電所は四年前から準備工事が始まり、来年二月から一号機は稼働予定だった。放置してはいない。
 太陽発電? 台風で吹き飛ばされてたんじゃないかな。西日本の太陽発電は軒並み台風で破壊されて無残な姿を晒しているが、マスコミは何故か報道しない。それに夜中の地震に太陽発電が何の役に立つんだ!
 風力発電? 此れ又台風で羽が飛んだり千切れたり、ひどい場合は根こそぎ倒されていた。地震の前の台風でダメになってるだろう。
 代換エネルギーともてはやされている物で使い物になる物は無い。これが現実なのだ。
 それでも原発が動いて無くて良かった、と言う意見も読んだ。原発直下の地震だったらどうするんだ、と言う主旨だった。自動的に運転停止するだけなのを知らないらしい。感情論が先走っているとしか思えない内容だ。理性的に考えるべきだろう。

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