2018年9月7日金曜日

休題 その二百二十六



 ネットフレックスでTVや映画を見放題になったのは良いが、ロクでも無い物も相当あって驚く、とは前に書いた。
 そのうちに或る程度嗅覚が効く様になって、これは多分ダメだなと、完全では無いが分かる様になったのは目出度い。
 少々観てゲーッとなるのはとっとと終わらせる。まあ干渉に耐えると思える物を観るのだが、同時に四、五本を観る癖がついたのには、呆れたと言おうかバカじゃなかろかと言おうか、兎に角そうなっちまったのですよ。
 一気に息も付かせず魅せられる作品は、そうはザラには無いってこってす。一寸とダラけたり、変にカセに思い悩む場面は面倒臭くなって、別を観てしまう。
 歳を取って集中力が落ちた事と、めんどっちい悩みがウザくなったのと、余りにバカな判断には付き合いたくなったのが理由だろう。
 同時に数本の作品を交互に観るのにも、利点はある。途中から流して其れ迄の経緯を咄嗟に思い出す必要があるのでね。意外とボケ防止になってるのではないだろうか。
 映画だけでは無い。本も数冊平行して読む様になった。うーん、歳のせいってえのが正解なのだろうか。一寸と引っ掛かると外の本に移るんだから。でも、又何日かして戻って来るんですよ。変なの。
 たまに外に移る隙も与えず一気に観させる(或いは読ませる)作品もある。矢張り或る程度有名な作品だ。当たった作品には当たっただけのものはあるですな。
 父が五十代も終わりの頃「もう面倒な映画は観たくなくなった」と言っていたが、あたは七十だ。面倒な映画なんて観たくもないわい。かと言ってセガール主演の様な余りにも面倒でない作品も真っ平だ。
 従って、テンポ良いB級作品が好みです。なかなかそれがないんだよねえ。上質なB級作品の名人が現れないですかね。

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