2018年9月20日木曜日

山の報告です その六十九



 ラベル「マイナーアルプス」で中央アルプスを取り上げたのは随分前になる。何時の事だか忘れちまったですよ。この愚ログも随分続いているんですなあ。
 マイナーアルプスでは中央アルプスの範囲を勝手に経ヶ岳から恵那山に定めている。まあそうなんだけど、経ヶ岳は変哲も無い樹林の山で、南部はどえりゃー藪山、奥念丈岳への藪漕ぎ丸一日+数時間の苦労は既述の通りで、そりゃあ泣く思いをしただよお(涙)。
 アルプスと言う以上は、核心部は森林限界を越えてなければならないと、普通は思うだろう。すると、中央アルプスは将棋頭山(しょうぎあたまやま、2730m)から奥念丈岳(2303m)となりますなあ。
 木曽駒から将棋頭は歩いていなかったので、何時の日かやって見たいと思っていたので、今回行って来たのです。
 三連休最終日の十七日、新宿バスタ七時三十五分発の高速バスで駒ケ根に入り、路線バスに乗り換えてロープ駅、お馴染みのロープで日本一高い駅千畳敷に降り立った。例に依って観光客で一杯である。
 黄葉は始まったばかり、多少色付いた宝剣岳もガスの切れ間に見えるのみだ。上の写真がそれ。カールを観光客と一緒に進み稜線へ登る。四十代の記憶では直ぐに稜線だったが、何の何の、汗をポタポタ垂らしての登りになっちなったぜ。
 稜線は風、宝剣山荘の陰で休んで幕営地の頂上小屋へ向かうが、チョチョイだと記憶してたが結構歩くの、七十歳ですなあ。
 昨夜はさぞかしテントが一杯だっと思うが、この日は十張位、連休最終日を選んだのは大正解だった訳だ。単独の三十代女性が泊まりを申し込んでいたが、今日は泊まりは取らないから宝剣山荘へ行くように言われていたのが気の毒だった。詰まり、十七日で営業を終えると言う事だろう。
 テン場は静かだったが、寒かった。(続)

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