2017年11月4日土曜日

閑話番外 その九十九




 話が終わった西穂高だが、テントについて書いておけねばなるまい。あたしのテントについては“山の報告 常念”で触れたが、とてもじゃないが使い物なんかにゃあならない。生地は縮緬状態で、雨でも降れば一発だ。
 有る時Sが言うには「十年前に買ったテントを一度も使ってないよ」。え、そりゃあ持って来いの話でねえけえ。
私「こっちに回してくれるかい」
S「ああ、良いよ」
 で、大山下社から蓑毛越へのハイクの時に持って来てくれた。うん、なかなか重い。二、三人用なのにズッシリ来る。ゴアだな。Sにはビール券で我慢して貰おう。
 それを西穂で使ったのだ。勿論事前に家で張って見た。実に面白い造りなの。張り綱が無い。頂点に二つ突起が有り、其処に短いポールを差し込むとパリッと張れる。但し短いので撓わないので、偉く力を喰う。従って今回は其れを使用しなかったので、ダラーッとしちまったのは仕様がなかろうて。
 フライを被せるのだが、無闇と丈夫なフライなのだ。重量も有る。フライでなくヘビーである。其のフライに張り綱を取り付けるだろう場所が有る。
 ???????
 こんな確りしたフライを被せたら、折角テントに有る網目の窓(洒落てるでしょうが)も潰される。フライも今回は持って行かなかった。あれが有れば少しは寒さを防げたかも。
 サイズが変なのだ。幅は普通なのだが長さが長い。こりゃあ日本製じゃないな。外人さん向けだろうが、一体何用のテントなのだろうか。登山用だとしたら、風に対して余りに無防備過ぎる。オートキャンプにしては小さ過ぎる。春山用?天気の良い日は茹っちまうだろうよ。それに風をどうしてくれる。
 十二月にS達とハイキングに行くので、其の時に素性を聞きただそうと思ってます。

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