2017年11月24日金曜日

閑話 その二百四十一




 写真は未明の富士山。
 蛭の小屋に入って靴を脱いでいると、戸を開けて小屋番が顔を出した。明らかに不審者を見る目であたしを見ている。何なんだ?
私「宿泊お願いします。素泊まりで」
小屋番「予約はしましたか」
私「しません」
管理人「何処の小屋でも予約がいるんです」
 成程ね、時代は変わったって事かい。でも、何処の小屋でもは無いだろうよ、此処だけじゃあないのかい。
 良く無いスタートである。双方で「何だこいつは」と思っての始まり。外に客は一人のみ。自炊室にいると言う。
私「自炊の人ですか」
管理人「違います。寒いからいるんです」
 要するに自炊室は狭いので、其処だけを暖房して経費を節約してるのだ。客がたった二人なのに、広間を温める訳にはいかないのは理の当然であろう。
 案の定小屋内禁煙、表で吸ってくれとの事。県営小屋だからねえ。今度は雪が降って来た。風に吹かれて降る雪を見乍ら吸う煙草は美味しいんだよね。
 もう一人は同じ年の男性。但し一級下だ。あたしは十二月生まれなもんで。彼は初めて蛭に来たと言う。明日は西丹沢へ下る。
 あたしのやりたかったコースだ。先輩ぶって、蛭の下りを気を付ける様に、なぞとのたもうてしもうたですよ。
 小屋番が来たので話しかけて見ると、何、普通の良い親父でさっきの違和感は消え失せた。スターウオーズのドゥークー伯爵に似て居るのが悪者っぽく見せるのかも知れない。
 此の夜はさっさと寝る。翌朝三時には目覚め、四時前に起きるとぼんやりと星。余り上天気ではなさそうだ。
 木橋には薄っすらと昨夜の雪が乗っている。足元が明るくなってから出発する。同宿舎は未だ食事中の朝六時だった。続きます。

3 件のコメント:

悪戯っ子 さんのコメント...

オイラの従姉妹の旦那はパティシエだったが経営不振で渋谷の店をたたんだ。なんでもバイトがあれば何処にでもゆく。料理も勿論出来るのだ残り物でチャチャっと作る料理が旨いと従姉妹がいっていた。東急デパートから神泉方向へ行った先のマンションに店があり。住まいも同じビルです。
フランスに修行に行ったし実家はお金持ち、、、従姉妹は本家の三女だが相当の持参金があったと思う。会社が潰れても億単位、叔母上がなくなっても億単位のお金が残るのだ‼️
だけど、店を再開していないらしい‼️
一度だけたべたサンドイッチが旨かった。コーヒーもね。あんたが買うような店じやなあいの。と、ゆってた。毒舌である。
さてパティシエは山も好きらしく山小屋で料理を作ってるらしい‼️ シーズン物なので何時もではない。しかしフレンチを出す山小屋って想像出来ないがリピーターも居るかも知れない。

悪戯っ子 さんのコメント...

閑話 part1st
Union Suckin Americaは中国の発展に肩入れして軍隊と貿易を大きくしようとしている。そうすれは北鮮が核保有国として温存出来るからだ🎵
韓国との同盟も日本との同盟もある意味単なるカードでしかない。
幾つかのカードは揃ったと云ったのはこの事だろう。⁉️

kenzaburou さんのコメント...

物を知らなくてスマソ。
Union Suckin America 
?????