2016年11月2日水曜日

ハイクへのお誘い その五十




 舗装道を登ると土の道となり、鹿止めの柵を越える。扉はちゃんとロックしよう。柵の内側は獣の世界ってこってす。
 少し進むと幟が有って、聖峰への九十九曲がり入口だ。左へ其の道に入ろう。何、九十九も折り返しは無いし、なだらかで歩き易い路なのでご心配無く。
 思いの外あっさりと聖峰に着く。ベンチが幾つか有り、聖不動尊が祀られて居る。梅、桜、ツツジと春は花が綺麗な所だ。展望も此のコース唯一と言っても良い場所なので、ゆっくり休もう。急ぐ旅でもあるまいしね。
 さて、先へ進むには斜め左へと道が招いて居る。其処からは緩やかな小ピークを三つ程越えて行くのだ。目的地の頂上も電波塔が見えるので其れと分かる。雑木林の気分の良い尾根道ですぞ。


 直ぐに階段にとっつく事になる。此のコースの最大難所(?)だろう。其れだって驚く程の事は無い。今迄が楽だったって事なのだ。風が通るなと思ったら、もう稜線直下だ。
 稜線に出たら右へ頂上を目指す。又一寸と登らされるが、大した事無く頂上だ。僅か560mだもんね。残念な事に展望は殆ど無い。大山は目の前なのだが、木が邪魔する。これで展望が利いたら、もっと人気の山になるんだろうけど。まあ、無い物ねだりは止そう。
 一休みしたら今来た道を引き返す。あ、と言う間に聖峰からの合流点に着く。うーん、下りは本当に楽なんだ。
 勿論、聖峰方面ではなく直進、弘法山・鶴巻温泉方面へ下るのだ。此処からは一寸とザラついた下りが続くので、慎重に行こう。詰まんない所で滑って怪我するのは嫌だもんね。
 途中で振り返ると、根っ子の斜面だったりして、結構面白いのだ。其処を下り切れば、先ず一安心だろう。
 後暫くは、緩いアップダウンとなるので大丈夫。(続)

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