2016年3月27日日曜日

柄でも無い事 その五十二




 お馴染みB級グルメの箱根蕎麦です。今月に入ってから器が変わった。今迄は普通のドンブリ型、新しくは一寸と縦長の物になった。「ハコソバ」なぞと書いてある。
 別に変えなくてもなあ、とは思ったが、去年で五十周年だったので、記念なのだろう。
 言う迄も無く小田急の駅蕎麦だ。それも全国私鉄の最大大手なのだ。これには一寸と驚いた。近鉄は?名鉄は?東急は?何処も箱根蕎麦には及ばないのだ。JRは別だ。企業の規模が違う上に味災に支配されている。
 小田急沿線に三十九件、主要な駅には全て有ると言って良い。一駅に二件有るのが、新百合ヶ丘、町田、海老名、湘南台の四駅だ。
 小田急から離れて、橋本、古淵と横浜線に二件、千歳烏山は京王線、そして茅ヶ崎。京王の駅蕎麦は質が劣るので無理からぬ処。
 さて、此処からが驚きの都心部で有る。田町芝浦、四ツ谷、大久保、新橋、秋葉原、田町、川崎(都心部では無いですなあ)、豊洲、赤坂だ。
 最早小田急の駅蕎麦とは言えない。立ち食い蕎麦と言うのもどうだろう。殆どの店が椅子席になっているからだ。あたしの良く行く町田北口店は椅子が二席しか無いが、南口店は広くて椅子席ばかりだ。
 詰まりお手軽蕎麦チェーンと呼ぶのが相応しいのではないだろうか。現に安いのに、下手な蕎麦屋よりよっぽど美味い。いや、普通の蕎麦屋とどっこいかそれ以上だ。値段を考えれば軍配は当然箱根蕎麦に上がる。え、そんなのお前だけだって? まあ、年金生活なもんで。。。。
 疑う人は色んな蕎麦チェーンと比べて見れば宜しい。多少は好みに依って意見も異なるだろうが、何処と比べても勝るとも劣らない筈だ(多分)。
 大盛り券は百十円する。大盛りは無料なんて店が多いのに、うちの蕎麦は高いぜ、と言ってる様なものだ。自信の表れだと思う。
 麺ばかりではない。汁も売っている。小さな瓶に入っている。これは外で見た事がい。汁に対する自信であろう。
 普段でも山帰りでも年中利用して、其の良さが分かったので再三取り上げている。一銭も貰ってませんからね、念の為。

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