2016年3月17日木曜日

休題 その百六十五




 さて、鮫の出る(?)温泉へ行って来た。玉ノ井ホテルだと思い込んでいたが玉の湯ホテルの間違いだった。訂正しお詫びします。
 風呂は写真が正しかった。結構明るいのだ。いつの間にか薄暗い印象が根付いていたのだろう。妻が無闇と不気味がったのが原因だと思われる。
 今時部屋食の宿だ。布団を敷きに来たおじさんに妻が聞いた。
妻「会場食も有るって聞いたんですが」
おじさん「暫く試したんですが、手順が下手なので却って人手が必要で止めました」
私・妻「?????」
おじさん「それにうちは部屋食を好まれる方が多いので」
 後で夫婦で話題になった。
妻「どうすりゃ会場の方が人手が必要になるの?変じゃない」
私「慣れないからだろう」
妻「いくら慣れなくても部屋へ配るより、絶対楽よ」
私「知らないよ、俺がやってんじゃないし」
 詰まらない事に拘る妻で有る。でも良い質問もした。
妻「混むのは何時頃なんでしょう」
おじさん「夏を中心にした花火の時期です」
 調べたら熱海の花火は年間十三回も有る。
おじさん「其処の灯台からあそこの間で打ち上げるんです」
私「目の前ですね!」
おじさん「ですから暑い時寒い時、気候の厳しい季節が有利になります」
 成程、こんな古い宿(失礼)がやって行ける訳が分かった。花火会場の真ん前なのだ。それに、常に天候に恵まれ、おじさんの記憶では五年前の四月、東北大震災後の自粛の時以外には中止は無いとの事だ。凄い!
 風呂にはゴボゴボと湯が噴き出ている。其れが玉の様になるのが名前になったのだろう。説明書きを良く読んだら、源泉を噴出させていたのだった。それで迫力が有ったのかな。
念願かなった海底温泉でした。あ、勿論鮫なんて出ないですからね。

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