2016年3月3日木曜日

閑話 その百八十三




 さて又もや高取山。良くぞ飽きないものだと自分乍ら感心する。でも、あくまでリハ目的だから良いのだ、とか言って温泉と出てからの一杯が相当気に入ったってこってすな。
 二月の末日、閏だから二九日、笠マークの日だったが伊勢原市は昼間は晴れとの事で、いそいそと出かけた。あたしが山に出掛ける時は鼻歌なぞ歌っているらしく、妻は「良いわね、はしゃいじゃって」なぞとのたもう。
 自分も来れば良いのにさあ。処が妻は何かと忙しくて、時間の都合が付かないのと、背中の(場合に依ると腰の)痛みに悩まされているので、空き日は極力休まねばならない。
そこを押して山歩きをすれば良いのは分かってはいるのだろうが、取り敢えず其の翌日がどゥしようも無くなるのが怖いのだ。まあ、嫌味の一つ位は聞き流そう。
 麓は春霞だ。重ね言葉かな?霞は春の季語なんだから。柄でも無い事は置いておいて、高取山に登り弘法山の稜線に合流する迄、誰にも会わない。初めてだろう。弘法稜線も人が殆どいない。
 無理も無い、ポツポツ雨が来た。何だよ、晴れんじゃなかったのかよ、天気予報の馬鹿! と怒っても仕方ない。春雨じゃ濡れて行こう。
 大分濡れて里湯に着いたら休み。しまった、月曜だった。大和旅館に戻ると「済みません、風呂場の工事で」。何で月曜にやるんだよ!
 フッフッフ、此処で諦めたりはしない。前から一度は行ってみたいと思っていた梵天荘が有る。唯、一寸と遠いので行った事が無かったのだ。遠いったって六~七分遠回りするだけなんだけどね。
 こっちは頭からも滴が落ちる程度には濡れて来たので今更スゴスゴと帰る訳には行かない。小雨の中梵天荘へ向かったのだ。
 続くのですが、次は休題になります。

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