秋風が吹いているのに真夏の話。間抜けですなあ。真夏の塔の小屋での話の続き。
ん、彼等は私と同年輩だった。しかも自炊だったから、同じ負荷は掛かって居た訳だ。詰まり、私だけがフラフラになっかのけえ?彼等はガンガン飲んで居たっぺさ。いかん、私がヤワになったって事だ。。。。。
ま、体調やタイミングも有らあな。私は十時半過ぎてから登り始めたし。彼等は昼には小屋に着いて居たんだから。
言い訳は止そう。兎に角其の日は私の完敗。山で酒も飲めなきゃ、勝負有っただ。
お盆だから、さぞや混んで居るかと思いきや、泊り客は八人のみ、え、何此れ、嘘見たい!百人以上泊まれる小屋なのに。お陰で広々とした一区画に私一人と言う贅沢、お盆の山では有り得ない!
小屋番氏が言うには、夏が一番暇だ、と。皆さん同じな訳だ。稜線に上がっちまえば涼しいが、其れ迄が酷く辛い。好んで行く事は無いって事だろう。
こうなりゃあ高い山にでも逃げたくなるが、ではそうしよう。
3000m峰なら全く違う。麓が35度でも、稜線は17度、朝晩は1、2度になる訳だ。下手すると氷点下も有り得る。だから、悪天候にでもなれば、寒いよー、と叫ぶ事になるのだ。
九月頭に唐松岳で幕営をした。随分昔の事だ。勿論アルプスでは夏ではなく、初秋の候なのだが、九月に入ってほんの直ぐだったので、夏山の続きとしておこう。
朝は快晴、やったー! 其れは良い。驚いたのは、ポールもテントも凍って居た事だ。いやー、流石に北アルプス、これじゃあ八月に凍る日も当然有るだろう。天気が良くても、寒いよー!になる訳だ。
(暑さの夏は避けるが常道 その四へ続く)
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