2015年9月21日月曜日

暑さの山は避けるが常道 その一




 山と言えば何たって夏山。咲き誇る高山植物。流れる雲。爽やかな空気。冷たい清水。稜線を行くパーティ。雪渓を渡る涼風。這い松と雷鳥。見渡す限りの山々。夏山万歳!ビバ、ナツヤマァァ!!
 ったく能天気なんだから、其れはあくまで高山(こうざん)の話で、少なくとも丹沢の話では、絶対に無いのだ。
 丹沢の夏は、暑い。最高峰でさえ千六百七十三mなのだ。と言う事は麓と十度しか違わない。はいはい分かりました、麓ったって東京よっかは涼しいのは確かなので、東京(二十三区、八王子じゃ無いからね)より三度は低いとしよう。え、町田だって三度は低いって?チッチッチ、秦野市は暖かいのだ。
 え、誰と話してたんだって?自分となんだけど、一寸と変人なのでご勘弁を(ペコリ)。
 東京で三十六度、ワオー!!!おい、煩いよ、騒ぐ程では無い。良く有る温度だ。其の時蛭ヶ岳では二十二度って事で、少しは涼しくても決して暑くは無いですなあ。但しじっとして居ればね。
 で、其の時運良く塔ヶ岳を目指して、大倉尾根を登って居たとしたら、モロに三十度凸凹、下手すると死ぬ可能性が有る(一寸とオーバー)気温と環境なのだ。三十度の馬鹿尾根を登って見たら、多分良く分かるだろう。
 其の状況については、数年前の「大倉尾根」と「主脈」の章に書いて有る。「主脈」では東野から蛭ヶ岳に登った私の見聞だが、もう何かに書いたかも知れないが(絶対に書いた、其れだけは記憶に有る)忘れてもうたで又書くけども、ダブったら御免なんしょう……(だからダブってんだよ、惚けが!!)。
 此の時は、蛭ヶ岳山頂で、大倉から登って来るYと待ち合わせだったのだ。私は東野から入り、姫次経由で蛭に着く訳だ。そして蒸されに蒸され、やっと蛭に着いたって事だ。
 (暑さの夏は避けるが常道 その二へ続く)

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