2014年9月19日金曜日

内緒の話ですからね その五




 さて、畦ヶ丸は南に下る主稜線の他に、西北西と西南西に尾根を伸ばして居る。西北西へは登山道が有り、善六のタワから尾根を外れて西沢に下って西丹沢バス停に到る。此れが畦ヶ丸へのメインルートと言えるだろう。
 其の西北西の尾根を1119ピーク迄行って、南に下ろうとして間違えてウロウロ降りたり登ったりし、Yにつらく可哀そうな思いをさせたのが、「山の報告 畦ヶ丸」の下りの部分だ。
 西南西へ延びる尾根は一度鞍部へ下ってから一気に登り返して、中川権現山に至る。此処が「山の報告 畦ヶ丸」の前半の所だ。
 此の中川権現山も世附権現山に負けず、良い山で有る。唯、見るとぼこっとした山なので、どっちからでも傾斜がきつい。従って、山の報告で、路無き斜面を這い登るのに苦労した記述が有るのだ。
 六年前の大野君の地図には道が記入されて居るが、今では登山道は無い。入り口の道標も、もう中川権現山を指しては居ない。切り取られて居る。
 入り口が、西丹沢キャンプ場に近過ぎたのがいけなかったのでは、と推測して居る。キャンプの合間に滝を観に行くとする。あれ、権現山とか道標が有るぞ、行って見ようよ、と登った人が多かったのだ(推測)。
 登りは良い、何とか登る。登ったら戻らなくてはならない。処が急峻な下りは大変だ。勿論山の経験も無く、ろくな靴も履かずに来たのだから、事故も起きる。で、廃道にされたのだ(あくまで推測ですよ!)。
 多分、当らずと言えども遠からず、だろう。道標は切り取られたが、路はちゃんと踏まれて居る。登山者は使用して居る訳だ。唯、未経験者が何となく踏み込むと、事故るのも無理からぬ山なのだ。
 と、無責任に推測を書き並べ立てて、此の章を終ります。是非内緒にお願いしますよ(何をだっけ?)。

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