2014年9月11日木曜日

クソ面倒な話 その七十一




 ウクライナ情勢については、初っ端に外したので見守るのみだったが、全く予想通りの展開となった。予想外だったのは、マレーシア航空機の撃墜問題だ。
 まあ、何と気の毒なマレーシア航空、お祓いでもして貰ったらどうだろう。 不謹慎な冗談、済みません(ペコリ)。
 マレーシア機は親ロシア派の仕業と見られて居るが、ロシアは絶対認めないだろう。大韓航空機の時も、自衛隊が傍受データーを公開して、渋々と撃墜を認めざるを得なかった。
 やっと停戦は成った様だ。大分親ロシア派のエリアが広がったから、ロシアには文句無い決着だろう。
 ウクライナ東部には天然ガスが有る。併しロシアにも天然ガスは売る程有る。今更増やす必要も無い。
 それでも予想通りに、武器や兵員を送り込んで、親ロシア派を支援して居る。国際的非難を浴び乍らだ。兵員は、流石にロシア兵だとは言わない。義勇兵と言う。朝鮮戦争の時の中京軍と同じロジックで有る。此の手は、古今東西を問わず紛争の定番なのだ。
 ウクライナ東部が、ほぼロシアの影響圏に入った事で、ロシア国内のプーチン支持率は実に90%に迫る勢いだ。
 あたしは此の現象を、ロシアが先祖返りをした、と見て居る。ロシア帝国の再来を、国民が望みだしたのでは、と。
 ロシア帝国時代は、膨張に次ぐ膨張の時代だった。極東に於いては日本と衝突した。西ではオスマントルコ、ポーランド、フィンランディア、バルト三国を圧迫、領地を削り取って行った。
 日本が恵まれて居るのは島国と言う事。此れがロシアと(或いは中国と)地続きだったら、国家としての在り方は、非常に難しい事になって居ただろう。
 島国には、大国と言えども手出しは難しい。イギリスを見ても良く分かる。反面島国根性とでも言うべきトンチカンさが生ずる。でも、大陸と陸続きよっかは増しでは、と愚考する。

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