2011年3月1日火曜日

どう切り分けよう その四


 白壁の国宝姫路城に対する、黒い下見板の鳥取城、別名鵜城の様な、落ち着いた味わいの山域なのだ。其の癖、滅茶苦茶にヤバイ沢で周りを鎧って居るのだから、流石に見事で有る、としか言えない。
 勝手に私が名付けた中央丹沢こそ丹沢其の
もの、表や東の華やかさとは違った魅力を、秘めて居るのがとても良い。丹沢を好きな人は、絶対此の区域が好きな筈だ。まず間違い無いと自信が有る。お前の自信に意味有るのかって?残念だけど、無い……。
 いぶし銀の魅力、丹沢の中の丹沢、うーん、
良いじゃん、此れで行こう、中央丹沢は蛭からモロクボ沢の頭迄だ!是非此の案を広めて下さい。駄目?
 で、モロクボ沢の頭から先の事だ。結構範
囲は広い。ペッペッペ(アホな擬音の説明は省きます)。では、語りましょう。(此の時点でキーボードは唾塗れ、汚ねー)
 大界木で北に鳥の胸(とんのむね)への尾
根を分け、城ヶ尾峠から菰釣山(こもつるしやま。こもつりやまでは無い)へ到る。
 菰釣山から南には、尾根と言うより山稜と
呼ぶべき地帯を抱えて居る。大栂へ至り、其処から富士見峠と織戸峠へ尾根は分岐する。其れについては、其のうちに書きましょう(覚えて居たら)。
 菰釣山から北には高指へ向かう尾根が有る。
此の菰釣山こそ、の近辺のハイライトで有る。避難小屋が有るのも、此処で最後だ。
 避難小屋が有ろうと無かろうと、山は続く
ので、おまけに東海道自然歩道だ。従って昔とは偉く違って整備は良い。倒木をくぐったりまたいだり、藪に突入したりしないで良いので、ラッキー其のものなのだ。
 を超え、大棚ノ頭で北西に山伏峠へ
の路を分け、南東に西丸(前の西の丸と同名、別山)、東丸への尾根を分ける。更に進むと、高指山、鉄砲木ノ頭を経て三国山に登り着く。
 三国山から西に続く稜線は、篭坂峠に至っ
て、其処から先は富士山なので、丹沢の最西端は、篭坂峠って事です。
 さて、三国山から東へ向かい不老山に到る
稜線が、西丹沢のシメってこってす。
 そう、モロクボ沢の頭から先こそが西丹沢
なので、広いですよ。それでも、昔流の区分から見れば、遥かにまともだと思われる。再々だけど、私案ですからね、根拠不明、私の勝手な考えです。
 でも、同感してくれる人は多いんじゃない
のかなあ。甘い?ふん、甘くたって良いのさ。私の案なんだから、学会で発表する気も無いし。取り上げられ無いだろうし。
 此の山域は爽やかだ。入る人は本当に少な
いけど、駿河の平地を見乍ら歩くのだから、とても良いんです。おまけに、一寸と火山性の土だし。富士山の傍だから当然だけど。一寸と丹沢らしくない丹沢なのだ。
 此れで丹沢は五ブロックに分けられた。目
出度い。独自の案だが、一応其れなりにはなって居る。
 (どう切り分けよう その五へ続く)

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