2011年3月21日月曜日

休題 その六十二

 突然ポリタンと水の話が始まって、しかも地震絡みだけど、前から書いて有った文章を順番に載せただけの、全くの偶然なのです。
 悪い偶然では有る。
 災害は、忘れた頃にやって来る。余りにも有名な言葉だが、真実で有った。
 尤も津波には触れて無いのは、町田に住んで居るから思い至らなかったので、あたしが三陸の住人だったら、水がどうのなんて能天気は言いっこ無いのだ。地震が来た瞬間、全力で逃げる。全てを棄ててだ。
 三陸津波の恐ろしさを知りたければ、吉村昭の「三陸海岸大津波」を読んで下さい。津波の恐ろしさが、嫌と言う程分かる。
 ま、テレビで見てれば分かるかも知れないけど、たまたま映せた絵とはスケールが違う筈だ。お薦めの一冊です。
 ヒアアフターの上映を自粛するそうだが、一寸と残念だ。冒頭の津波のシーンが強烈過ぎる為だろう。情緒の有る、良い作品だったのに。
 上の写真は文章と何の関係も無く(言われなくても分かるって?失礼しました)、何も無いのも寂しいので、閑話六十六の時のものを載せたのです。ま、枯れ木も山の賑わい、って事です。
 処で今は21世紀。キューブリック君の映画では月に基地が有り、有人観測船が木星へ向かう勢いだ。実際は遠く及ばなかったけど。
 それでも、科学(と言うより応用技術)の進歩は凄いの一言で、あたしなんざ、あれよあれよと戸惑うばかりなのだ。
 科学を疑う人はおるまい。下手をすると、科学には万能の力が有ると、多くの人は思っているかも知れない。
 科学は万能なぞと思い上がって居ても、地震の余地一つ出来ないのだ。人間は、大自然から見れば、結局儚い存在なのだと、改めて思い知らされました。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

青空と雪の白さのコントラストが くっきり写って きれいな写真ですね。ニコンF2ですね!、、、、、、、、、、、、、へへへ!

kenzaburou さんのコメント...

そ、それが、GEなのです。
ピンカンに晴れて居れば、どうにか写るのです。
使い捨てカメラみたいなもんですなあ。