2023年10月26日木曜日

閑話番外 その百四十七

 


 前章で、北アルプス三俣蓮華岳付近で行方不明になった二人の二十代男性は自力で下山するかも知れないと書いたが、一人だけ下山した。その彼の通報で、動けなくなったもう一人も無事救出されたのは大変目出度い。

 ユーチューブで山の情報がアップされるのも遭難増加の一因との思いを書いたが、その通りではある。その癖どんどん山のユーチューバーの投稿を見ると、あたしもやって見るかなぞと悪い虫が頭をもたげる。

 技術的な面は心配していない。Aがいる。この愚ログを立ち上げてくれたのもAだ。彼は新電電の立ち上げ社員なので、ユーチューブ立ち上げなんぞお茶の子さいさいだろう(多分)。

 山のユーチューバーは自撮りである。自分が登って行く姿はカメラを置いて撮り、引き返してカメラを回収するのだろう。あたしはそんな無駄な動きは真っ平御免だ。自撮りで顔も写さない。こんな爺さんを見て誰が喜ぶんだ。歩き乍ら話す事が多いが、そんな事もしない。息が切れてできないからw あとで声を入れれば良い。皆さん文字を言葉に合わせて入れるが、そんな面倒っちい事あたしがやっりっこない。凄い手抜きに徹底するのだ。それこそあたしの十八番ですよ。

 さて問題は誰をターゲットにするかだ。勿論若者ではない。若者はこんな爺さんの情報なぞお呼びでない。すると爺さん婆さんだろうが、ベテランの爺さん婆さんには物足りないに決まってるから、これから山を始める爺さん婆さんって事か。そんな人って、一体どれだけいるの?

 爺さんがユーチューブを始めて、丹沢の低山の紹介からだそうだって、何だか夢も希望もないですなあ。誰も見ない絶海の孤島、この愚ログの二の舞ってこってす。

 つい、何でもやって見たくなる悪い癖、歳をとっても治らんですよw

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