2023年10月20日金曜日

休題 その四百九十五

 

 ウクライナの戦いが続いているのに、新たな戦火がパレスチナで起きましたなあ。正確に言えばテロで、ハマスが念入りに準備してイスラエルを襲ったものだ。

 パレスチナに関してああだこうだと言うと何千年も話を戻す事になるので、現在の事象のみを捉えるのが正しいだろう。ハマスが主に一般人に銃火を浴びせミサイルを撃ち込み、人質を百人以上も取ったのだ。明らかなテロ行為である。イスラエルが怒るのも当然だ。

 これからが難しい。ガザ地区に侵攻してハマスを壊滅させると言うが、素人が考えてもそれは不可能だろう。誰がハマスか分からない。ガザ地区の住民は皆イスラエルを恨んでいるだろうから、人質の位置も分からなければハマスがどいつかも分らんもんねえ。

 今掴んでいる拠点を破壊する位はできるだろう。でも直ぐに拠点は造られ、新しい武器が運び込まれる。無理やりの侵攻作戦は益ないばかりか、一般民衆の犠牲を伴うに決まっているので、今は対テロで支持している欧州諸国もイスラエル非難に回ると思われる。現にガザの病院が爆破されたが、イスラエルの攻撃との情報が流された。え、イスラエルは血迷ったかと世界中が思った様だが、今は否定されている。

 ミサイル攻撃でも砲撃でも、衛星監視下ではほぼ動きが掴めるらしい。イスラエルはそれらはやっていない。すると特殊部隊が潜入して病院を爆破した? そんな事できるんならハマスの幹部を殺すでしょうが。ハマスか他のテロ集団の自作自演の可能性が高まった。

 ハマスはガザ地区の住民をも人質にしている。目的はイスラエルの殲滅だ。従って話し合いは成立しない。イスラエルはどうすべきだろうか。ガザ地区侵攻が得策ではないけどやるのだろう。酷く人事だが、イスラエルは泣いて兵を出さない、が唯一の手では。悔しいだろうが、次の襲撃に備えるのみ。さもなければ中東に戦火が広がる恐れがある。パリがテロにあった時も、泣いて我慢しました。本当に他人事発言で済みません。

0 件のコメント: