2023年5月5日金曜日

閑話番外 その百四十三


  前章に関係するのだが、山の話ではなくて行き帰りの車の話。山歩きが愕然とする程ダメだったので、せめて、少しでも昔に近くできた事の一つも書きたいじゃないですか。その発想が既にどう仕様もないのは分かってるですけど、余りに辛くて、つい(涙)。

 今回行ったのは裏丹沢と分類される山域。交通機関は壊滅状態、バスはあっても一日に四往復とかで、話にならん! 従ってあたしのボロ車で行く事になる。結構走るのだが、世田谷にいた頃とはレベルが違う。下道で二時間以内で着いちゃうんだもんねえ

 三ケ木から一寸と先からは道志道と呼ばれる国道413号線、暫くは大人しい道だがやがてカーブが多発する道となる。山梨県側に入ると急カーブがどんどん出て来て、好き者には堪らん国道の様だ。だもんで、バイクの諸君も非常に多いのだ。書き忘れたので補足すると、S字急カーブが多いのだ。

 行きは前車に付いて、意識して間を取ってゆっくり行った。帰りは一人で走って、気付くと乗用車が後ろに付いている。お、こいつ速いぞ、どっか広い所で先に行って貰おう。

 工事で一通、前に軽自動車が停まっている。OK合図で走り出すとその軽が速い! アップダウンはあるが下り気味の方向、そうなると車の排気量は関係なく、腕の話になる。その軽は慣れた道を行く中年以下と見た。カーブをぐんぐん攻めるのだから。

 後ろの車に譲る気でいたが、軽に負けて堪るか!と思ったですよ。決して差別じゃないんです。じゃあ何だと言われると、う、う、軽に付いていけないなんて自分を許せない! こりゃどうにも差別ですなあ(汗)。

 兎に角ですよ、負けて堪るかって食らい付いて行ったですよ。急カーブではこっちが減速して間を保ったけど、ふっふっふ、あたしの勝ちで良いかのな。あ、後ろの乗用車はどうにか付いては来てましたw 

 あたしゃ全くのバカですなあ、山では直ぐに潰れる癖に(又涙)。

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