2022年11月8日火曜日

山の報告です その二百


  1379m頂上に着いた。正面に富士山。おー、と声が出る程近い。西丹沢でも西に偏しているので見事である。頂上には中年夫婦と単独男性(あたしより一寸と上かな)の三人がいて、さっきの二人はいない。多分、山伏峠へ向かって行ったのだろう。

 夫婦の三脚が立っている。富士山の雲の良い状態を待っている様だ。山の写真を撮ろうとするなら、その粘りが絶対に必要なので、あたしが様に手持ちでパチリとやってお仕舞では、碌な写真は撮れないのだ。もう皆さん充分ご存じですよね。

 風もあって寒い。上着を着こんで一服つける。山頂の一服は何物にも代え難いのだ。あ、皆さんとは離れて吸ってますよ。タバコ吸いのルールですので。

 菰吊山は富士山方面しか展望がない。畔ヶ丸や大室山方面が見渡せれば良いのになあ。どうしようもない事を嘆くだけバカってもんだ。見える景色を楽しもう。文句なしの大自然の真っ只中なのだから。

 初老の単独男性が下山して行く。あたしはカロリーゼリーをチューチューやる。これが一番簡単で宜しい。樹越しに目立つピークが見える。地図で確かめると鳥の胸山(とんのむねやま)だった。結構高いのだ。昔々、大界木山から稜線通しで行った。途中で間違って慌てたが、今はその路も登山道で記載されている。時は流れます。

 下山に掛かる。黄葉の中を下るのは、登るよりずーっと気分が良い。楽だから(小声)。避難小屋にはあっけなく着いた。分岐はその僅か下である。そこから大界木山が見えた。下の写真がそれだが、何だか分からんですよねw


 
 沢へ下る路に入ると足元が良くない。すると歩度が落ちる。弘法山の滅茶苦茶良い道ばかり歩いていたので、少々悪いと辛く感じるのだ。いかんですなあ。楽が身に着くと碌なこたあないってこってす。(続)

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