2021年10月25日月曜日

閑話 その三百六十七

 


 先週弘法山に行って来た。そら見ろ、とうとう弘法山だとさ、「丹沢と共に」なんて題名はやめちめえ! まあ、そう興奮せずに、一応聞いてやって下せいよ。

 四日程風邪っぽくて、咳も出る様になってそれが深くなり、何だか気管支もやられ始めたかな、温泉にでもゆっくりと入れば良いかな、って事で里湯に行くついでに行ったのだ。

 話したいのは皆さんの確りした恰好だ。あたしゃあ例の通り好い加減な恰好で、汚いアタックザックを背に仕事用のスニーカーだが、皆さんは違う。ぴしっと決めてる。

 秦野駅に中年女性が登山スタイルでいた。この時間なら弘法山だろうと見ていると、あたしと同じ方へ行く。間違いなしだ。ウインドブレーカーを着てゴアの靴も確りしたものだ。リュックもちゃんとして、あたしのペラペラなアタックザックとは物が違う。

 さっさと歩いて権現山取り付き手前で好い加減な恰好のおっさんを抜いた。まあ、この人はあたしの仲間ってこってす。取り付きで若者が靴紐を締め直していた。こちらも正当な山スタイル。

 権現山迄、三人、二人、二人、六人、と抜いて行ったが、皆さんきちんとした山姿だ。そんなに抜いてやけに元気だなって? 標高差が小さくて尚且つ短時間なら元気はつらつなのだ、エッヘン! 情けんなかあ話ったい。

 その後出会った人々も、数人の好い加減なおっさんを除いて立派な山支度。ダブルでストックを持つ人もちらほら。その合間に幼稚園児のグループがいたり、犬を散歩させてたり、バリエーションは多いが基本型は確りした山スタイルだ。

 たかが弘法山で山支度なんて、って話ではない。今日は弘法山に行こう、と低山だがハイクに来たのだ。ハイクの服装で来たのだ。それが何だか素敵に思えたのです。お前もそうしろって? あたしはホームレス系なので無理ですw

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