2021年8月9日月曜日

休題 その三百七十五


  先月末に塔に登った話は書いた。塔の頂上にはソーラパネルが並んでいた。登り切った右側である。尊仏山荘独自にやるには金がかかり過ぎているので、神奈川県の補助も大きかっただろう(きっと)。

 尊仏山荘にも悪い話ではない。蓄電用とあるので、発電機を回すガソリンが少なくて済む。小屋横にもソーラが設置された。あたしはソーラには懐疑的なのだけど、山頂でのソーラ発電は理にかなっている。蓄電池の性能が鍵になるのだが。大体昼間は電気なんて点けてないので。

 山小屋が昼間に電気を点けるとしたら、雨で暗くなった時だ。その時はソーラは働けない。暗いから。従って晴れた昼間に造った電気を蓄えておかなければならないが、ケータイで最初に交換するのが蓄電池なのでお分かりの通り、蓄電池は今一つ寿命が短い。電気自動車に於いても、蓄電池が課題なのだ。

 蓄電池はそのうち何とかなるでしょう。何ともならないのが塔の頂上。悪天候時の半端ない強風、降り注ぐ雨、冬の寒さ。これらに晒されるのだから、数年も経てばボロボロになるかもですよ。

 随分前に頂上を木材とコンクリートでがっちりと整備した。おお凄い、と言うできだった。だけど厳しい自然に晒されて、コンクリートは凍って少しずつ崩れ、今じゃあおんぼろろおんぼろぼろろ♪ 結局は鰊哀歌の世界になっちまったぜ。

 だから多分、ソーラパネルもそうなるでしょう。残骸が散乱したら危険だから、ヘリで下ろすのでしょう。神奈川県は金持ちだから良いけどね。何でもチャレンジですよ。

 パネルを調べたくて尊仏山荘のホームページを覗いたら、荷揚げの鉄人が塔登頂七千回達成の記事があった。唯登るのでなく、重い荷物を担ぎ上げるんですぞ。偉い、凄いの一言です。いや、二言だったかw

0 件のコメント: