2021年7月7日水曜日

閑話 その三百六十一

 


 「高さの順」のラベルで日本の山を並べた本文があった。十年も前の事だ。この愚ログもダラダラと続いていますなあw 最近は本文にはお目にかからないが、お元気でしょうかね。まあ、何とかやってるでしょう。

 六年程前にその順序が変わっていたのを知らなかった(恥)。国土地理院が測り直した結果、間ノ岳が3190m、詰まり奥穂岳と同高度になって、同率三位になったのだ。従って四位は無くて五位は槍ヶ岳になる。

 間ノ岳には三角点があるが奥穂岳にはないので、正確な処は不明だ。㎝で言えばどちらかが高くなるのだろうが、それは分からない。奥穂岳に三角点がないのでね(くどい?)。

 間ノ岳は第三位の山になったと言うのに、はっきり言えば冴えない。知名度も全くない。北岳と農鳥岳の間にあるから間ノ岳。名付け方だってどうでも良い感じだ。写真もないのはでかいだけで見栄えがしないからなのだ。

 重量感は半端ない。どっしりとして、どこがピークかわからない程だ。ピーク付近は一面の岩屑で、白根三山の売り物の一つの高山植物もない。見晴らしは大変良い。でも隣にもっと良い北岳があるんでねえ。

 不幸な生い立ちではあります。白根三山と離れて聖岳のずっと南にでもあれば、評価はきっと劇上げなのに。そうなると白根二山になっちゃうので呼称は変わるだろう。当然、間ノ岳の名前も変わって、相応しい名前が付けられる事だろう。へへへ、どうでも良い戯言(たわごと、知ってるって?失礼!)。

 もう一つ変わった。剣岳が三千蜂から陥落し三峰岳(みぶだけ)が三千蜂になったと書いたが、間もなく三千蜂から下ろされた。束の間の夢でしたなあ。三峰岳とは間ノ岳と南ア主稜線を結ぶ尾根の主稜線側の小ピーク。

 観測精度の向上と地形の変化の結果だそうで、今でも南アも北アも隆起を続けていて、その速度は南アが少し早いらしいので、何十年も経てば間ノ岳が単独三位になるようです。

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