2021年7月10日土曜日

休題 その三百六十九

 


 熱海で土石流が発生して多くの方が亡くなった。行方不明者も未だ多数おいでになる。集中豪雨の所為だろうが、気になるのは保水地区の樹林が切り倒されてメガソーラになっていた事だ。

 おいおい、何だよそりゃあ。保水地区は樹林で保水するんだろうが、その木を切ったら保水力はゼロじゃないか。メガソーラなんざ雨をザーッと流しちまうんだから、洪水の元みたいなもんだ。これは人災の感じがする。県知事と市長に責任ありと見た。

 メガソーラがそこら中に造られたらしいが、勿論平野じゃないだろう。平野は幾ら田舎でも道があり家があり田畑があるだろう。それを買い取るには多額の資金が必要だ。結果、山に造る事になる。

 山林を切り開いて坊主にしてメガソーラを設置する。環境破壊、森林破壊、生態系破壊の愚行であり、どこがエコなんだ? エゴの間違えなんじゃないの?

 熱海の件は、メガソーラとの直接な因果関係は未だ明らかではない。ひょっとすると関係なしで片づけられるかも知れない。あたしは関係なしと言われても納得できない。保水地区が必要なのは、そこで保水しなければならないからだ。それを無効にした時点で大きな誤りを犯しているのだ。

 エコとの嘘の元、メガソーラに群がった企業は多かっただろう。依って、同じ災害が各地で発生する可能性がある。何故エコが嘘かって? チップが一生に発電するエネルギーより、チップを作るエネルギーの方が大きいから。今は技術が進歩してとんとんになったかも。でも、そのチップの材料は、新彊ウイグル地区製の物が中心だ。奴隷労働問題迄付いて来る。駄目だこりゃあ。

 メガソーラ建設には普通の施設建設の基準が適応されない。凄く杜撰な基準で良いらしい。誰が人命を軽視した法を造ったやら。

0 件のコメント: