2021年7月24日土曜日

休題 その三百七十二

 

 「進撃の巨人」アニメがシーズン5で一応終わった。未だ話は途中である。冬に続きをNHKが放映するらしい。NHKと聞いて驚いた。結構残酷なシーンのオンパレードなのに、良いのかい、NHKさんよ。

 シーズン1を観てる頃にチラと感想を書いたが、そんな単純な世界ではなかった。常に謎が付きまとい、謎が解けると次の謎に繋がる。年中謎解きをさせられる造りだ。

 こうだろうな、と読むとまず裏切られる。とことん裏切られる。敵(?)が数枚上手(うわて、知ってるって?失礼すますた)なのだ。予想以上に壮大な世界を構成していた。

 民族の対立、国家間の対立、そして戦争。それに絡む巨人問題。と言うより巨人問題がそもそもの発端だ。ネタバレになるので詳しくは言えないけど。

 連載を続け乍ら思い付く範囲ではないので、最初から構成ができているのだ。相当の伏線が張り巡らされている事だろう。皆さんが褒めるのは無理もない。思ってたよりずーっと世の中の問題を扱っている。主人公も主人公であり続けるか、それも謎だ。

 漫画が原作だから仕方ないけど、登場人物がパターン化されている。変化はするが別パターンに変化する訳だ。でも、それに文句を付ける資格は、あたしにゃありませんなあw

 それでもですよ、一言だけ言いたいのは、年中叫んで泣いて怒って怒鳴って喚いて、何であんなにやかましいの? 普通に進められないのかなあ。テンションを上げてないと、ガクッと来ちゃうのかねえ。

 前回酷評(済みません、内容についてではないです)した「テネット」は、最初はぐいぐい引き込まれた。叫んだり喚いたりしないで、一切の無駄を切り捨てて状況を見事に表現する。流石にクリスファー・ノーラン監督です。その真逆を行かなくても良いのにねえ。好みの問題だろうけど。

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