2021年7月13日火曜日

休題 その三百七十

 

 1921年、今年なんだけど、さて何の年? 民間宇宙旅行旅行が始まる年なのだ。武漢肺炎の影響で伸びるかも知れないけどね。宇宙旅行旅行ったって80000mしか登らないんだから、ほんの一寸と宇宙を覗くって事だ。

 米国のヴァージン・ギャラクテック社の企画で、六人の乗客を乗せて一寸と宇宙の入口に出て帰って来る。出発から帰還迄で九十分、無重力(自由落下)の時間は四分。費用は25万ドル、日本円で二千七百五十万円。近ツリのクラブツアーリズムが切符の販売権を獲得したので、日本人の申し込みもあるようだ。

 と迄書いて新聞を読んだら、十一日にテスト飛行が行われて成功した、とあった。クッソー、取り上げるのが遅かったぜ。

 宇宙の入り口に顔を出すだけだが、足元に(或いは頭上に)広がる青く光る地球、暗黒の宇宙とメッチャ輝く星は体験できるそうだ。

 これなら食指が動く。アメリカへ行っても良いかな、とも思ってしまう。でも、値段の面で全く無理。ふん、そうかい、とでも思って、行った人の話でも聞きましょう。

 もっと安いのもあるが、それでも20万ドルなんだから、あたしには同じ事さ。ブルーオリジン社の企画だ。この会社はアマゾンの創立者が造った。

 もっと安いのはロシアの会社。安くてもあしにはベラ高なのは同じだ。ロケットに関してはロシア製は定評があるので、飛んで行くぶんには問題なさそうだ。欠点は人命尊重の観点が米国より大分低いので、リスクは嫌でも大きいと覚悟する必要がある。

 自分が行けっこないもんを並べましたなあ。宇宙旅行と言うのも恥ずかしいものばかり。八日間宇宙ステーションに滞在と言う企画もある。5,500万ドル、予約はもう一杯だそうだ。これだって本当の宇宙旅行ではない。それでもですよ、宇宙の入り口だけでも覗きたい気持ちは、老いても未だありますよ。

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