一寸と前に気温が22℃の日があった。涼しい日ってこってす。普段通りのTシャツとズボンで暮らしていたらやけに鼻水が出る。そのうちにクシャミを連発し始めた。
これはヤバいと感じて、トレーナーを着込んだら鼻水もクシャミも収まった。結構怖い話なのだ。寒くて風邪をひきかけていたのに、あたしは寒いとは全く感じていなかった。感覚が鈍化したのだ。
こんな調子じゃ、熱中症に罹っても倒れる迄分からないって事になる。歳を取るってえのはこういう事なんですなあ。
何年か前に立山で四人全滅の遭難があった。皆ベテランで、ヒマラヤ経験者もいるメンバーだったと記憶している。リュックには必要な装備が入っているのに、手も付けずに凍死してしまった。
それを潜ったのだが出て来ない。代わりに九年前の白馬で六人全滅の記事を見つけた。五月初め、六十代後半から七十代のパーティが、急激な天候悪化で全員ダメだった。何人かは手袋を外して何かやろうとしている状態だった、との事。
ザックを開けようとしていたのだろう。朝は好天だったらしいから、徐々に曇って温度も低下して行ったのでは。気付かないうちに手はかじかんでいたかも知れない。其処へ突然強風と霙が吹き付けた。手袋を外してリュックを開けようとしたが、間に合わなかった。
あたしの想像ですよ。多分外れてはいないと思う。遺体が発見された時は、十数センチの氷に覆われていたと言うのだから、如何に急激に気温が下がったかが分かる。そしてその前から徐々に体温は下がっていた筈だ。
同じ日、同じルートを来た青年が六人を見た最後の人になった。若者は乗り越えられたのだ。寒くなれば寒く感じる事ができるから。
寒さ暑さが分りにくくなる、これは立派な老化です。気を付けなければ。
5 件のコメント:
私は暑さ寒さに鈍感で、寒くない?とか言われると気が付く。歳のせいでは無く昔からそうなんです。
健さんは真逆の武漢肺炎じゃありませんよね。煙草を吸ってると重症化しそうです。
知り合いが感染してワクチン接種したそうです。
グレールヒマラヤトレール、BS3でやっている(16時4話目)。二人の日本人カメラマンがネパール横断1700kmに挑戦。
悪戯っ子さん、それならスキーに行ったら気を付けないと。特に山スキー。
お互いいい歳なんで、手遅れになる前に何か着込みましょう。
6千mの峠を通るのですが、トレッキングと言ってました。ハイキングとかトレッキングとか呼んでますが、登山ですよね。
アイゼンに二本のピッケルで氷壁を直登してました。二人のカメラマンにそれを取材する人にシェルパが10人位。本格的な登山です。
スキーで役に立つとするとコンパスアプリですかね。なんと高さも表示されます。勿論マッピングアプリは使えません。
山岳アプリがあって予め登山道などを準備してコースを決めると言う。圏外ではマッピングアプリは使えませんが、GPSは山奥でも使えそうなので行けるかもしれません。
え、それって完全な登山でしょうw
GPSは使えますよ。
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