2021年6月26日土曜日

閑話 その三百六十


  前回に続き弘法山へリハビリである。思えば情けないですなあ。里山と呼ぶのも憚れる丘陵なのだ。高取山なら里山と呼べるけど。

 坐骨神経痛なので仕方ない。前回も書いたが、塔に登るのはきつい。リハの本家の高取山は、この時期蛭だらけ。どうしても弘法山になってまうだがねえ。

 昨日行って来た。梅雨の合間で相変わらず人が少ない。相変わらず紫陽花が綺麗だ。弘法山を下り始めると、如何にも散歩姿の中年男性が登って来た。麓に住処があるのだろう。弘法山にも色んな登り道があるのだ。

 「何処へ行くんですか」と聞かれ「鶴巻温泉です」と答えた。地元を散歩してる人には、汗だらけになってやって来るおっさんが何処へ行くのか興味が湧いたのだろう。

 「ひと風呂浴びて行くんですね」と彼は嬉しそうに笑う。つられてあたしも笑っちまった。丘陵歩きの後で温泉に入る、誰にとっても非常に良い話なのだ。これが山の帰りとなると又一際特別なんですなあ。

 チンタラ歩いてちゃリハにならない。せっせと歩く。依って汗だらけになる訳だが、10Kg背負っての高取山とは比較にならず楽だ。空身の高取山よっかずーっと楽だ。標高差が少なく距離が短いからだ。これで良いのかなあ、とは思わない。なんたって坐骨神経痛だ、これで良いのだぁ。

 里湯に一時間三十一分で着いた。何じゃこの一分ってえのは。次回があれば一時間三十分を切ってやる。と、力む程のコースではないのですけどw

 里湯のアルコール禁止は解除されていた。当然である。湯上がりにビールやチューハイを飲むと武漢肺炎が忍び寄る、ってこたああるまいよ。秦野市もまともな思考に戻れてとても良かった。

 痛みが長い。早く弘法山は卒業したいが、暫くは我慢です。足が萎えちまうぜ。

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