2021年4月2日金曜日

休題 その三百五十五


 マトリックスの続編を製作中と言うが、完結した作品をどういじくりまわすのかと心配である。あたしが心配してもどうしようもないんだけどねw

 過去に大ヒットした作品の続編を無理やり作ってひどい事になった例は多い。ターミネーター然り、エイリアン然り、スターウオーズ然り、ランボー然り、まだまだあるだろう。

 例外はゴジラシリーズだろうか。時代に依って対ゴジラの違いが明白になっている。ゴジラは核兵器を象徴しているので、その時々の対核兵器信条(?)が変化してる訳だ。

 ゴジラは良いとして、旧作を無理に続けるのはネタが尽きたからじゃないのかい。其処にイデオロギーが絡んで来ると碌な結果にはならない。かって、映画が無闇と詰まらない時代があったが、それだったかと思われる。

 武漢ウイルスの所為で今年はハリウッドの新作が殆ど上映されなかった。為に、普段は目立たない作品がアカデミー賞候補に上がっている。アジア系の監督や俳優も候補者だ。映画界に新風を吹き込むには結構な話なのだが、包括条項なるものが提唱されて、出演する”女性””マイノリティ”は、ロケ地の人口比に合わせて登場させるのだ。

 そりゃ結構な事で、と皆が言い反対する人は極めて少ないだろう。

 しかし、一見人道的な縛りをかけたら自由な発想は窒息する。ネタが尽きた上にこれじゃ、又もや映画がつまらない時代に突入するのかも知れない。いや、もうそうなってるかもですな。現に最近は、見たい映画も滅多になくなってしまった。

 お前の感性が年老いたんだよ、と言われれば頷かざるを得ない。去年の作品賞だって、なんだこりゃあ、だったもんね。あたしゃ時代に取り残されているのかな。

 ハリウッドが詰まらなくなったら、他が頑張ってくれると期待するのみです。

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