2021年4月26日月曜日

閑話番外 その百二十

 


 緊急事態宣言ですなあ。去年はYが人の目を憚って「山にゃあ行けねえだ」と言うので、じゃあ単独にすっかと思ったが、休みの日は悪天候が続き、結局春山はなしとは既述。写真は三年前の雪の少なかった巻機山です。

 今年も宣言。で、Yに「小池百合子とマスコミの策動に屈するのかね」と聞くと「飛んでもない!」と力強い返事。うむ、一年で色々と学んだなと感心した次第。

 「巻機山か」と聞かれたので、正直に答えた。塔で苦しんでいる様じゃ巻機山は絶対無理だ。雪が消えてからの岩交じりの路を下れなくなる。物凄く楽な稲包山にする。巻機山は普通に塔の登り降りができてからだ、と。

 越後湯沢駅で一泊するのだから、普通は日帰りである。それを例に依って山中二泊するのだから、雪上キャンプに行く様なもんである。ま、何時もなんだけどね。

 稲包山は1598m、同高度の天神平スキー場の積雪が今日現在90Cmなので、雪はあるだろう。ならば心配なしですなあ。とは言っても一日10Cm雪が解けると、ほぼなくなるかも知れない。まあ、何とかなるって。どっかには必ず残雪があるもんだって。

 お、と驚いたのはYがトレーニングを始めた事だ。鐘撞山で下れなくなってから神社の会談を登れと言い続けて来た。Yの家の近くにある品川神社は、急勾配の階段が聳え立っている。五十数段あるそうだ。

 あたしと一緒に言った高取山で少々参って、流石にYもそのヤバさに気づいたのだろう。五十段迄登って下る、を十回繰り返しているそうだ。腿の筋肉が痛いと言う。

 そう来なくっちゃね。放っときゃあ山登りは不可能になるばかりだ。Yの持つ登山用品は唯のゴミになる。巧く安く買った良品ばかりなのに、余りにも勿体ない。品物は良い、唯のメタボおじさんに成り下がってしまう。それじゃああんまりでしょうが。今月末に出発します。天気が一寸と心配です。

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