2021年4月19日月曜日

閑話番外 その百十九

 


 暖かい日が続く。桜も三月が当たり前になった。昔の入学式は満開の桜の元でだったが、今じゃ卒業式に桜となった。今年の春山は連休を予定しているので、又もや雪のない山になっちまうかと恐れているですよ。

 春山に限らないが、Yと一緒のテントの中での恒例行事(?)がある。夜中の宴会じゃないですよw

 足がつるのである。太腿だったりふくらはぎなら未だ良い。つった部位を伸ばせば済む。両方一遍に来ると伸ばすに伸ばせないので、大分厄介である。もっと厄介なのが、足の甲とか太腿の内側とか指とか、変なとこがつる事。思う様な対処ができないのだ。

 飲んでいるとYが「イテテテ」と呻きだす。お、つったなと分かる。大抵はごそごそと正座すると収まる。Yは太腿に来るのだ。それが何度も起きる。Yのテントは広いと言っても、座敷で伸び伸びする程広くはない。どうしても無理な姿勢を強いられるのでつるのだ。

 数年前の大室山中腹のテントで、あたしの太腿とふくらはぎと足の甲が同時につった。何とも手の打ち様のない状態である。どうするったってどうしようもない。唯々転がった侭痛みの去るのを待つしかない。

 五分位で痛みが和らぎ「つったよ」と言うと「急に黙り込んで、どうしたのかと思った」Yは言う。そうでしょうとも。急に転がって無言になっちゃんだからw

 二人だから良い。もし引っ張って貰えば治る状況なら、引っ張って貰える。単独だったらひたすら耐えるのみだ。最近は腹筋がつる様になった。うっかり急に前かがみになると腹筋がつる。衰えてるんですなあ。凄く痛いのだ。暫くは動けない。単独の時に限っているのが面白い。Yと一緒の時より負担が大きいってこってしょう。

 今年もテントでつった騒ぎができれば良いけど、緊急事態宣言が出そうで心配です。

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