2021年2月9日火曜日

休題 その三百四十七

 


 緊急事態宣言下なのに妻と熱海の温泉に行って来た。飛んでも無い奴等ですなあ。そうなんだけど、こちとら確信犯なので気にもならない。皆が引きこもって経済が死ぬ方が余程恐ろしい事態を招くのだ。

 名前を出しても良いだろう。サンミ倶楽部と言うホテルに行った。割と日にちが迫ってから探したので、お目当ては皆一杯になっていた。それで初めてのホテルにしたのだ。

 カニ・牛・アワビのコースにしたのだがあたしは肉が駄目だ。で、馬鹿な事をやっちまった。電話で肉が駄目だから牛は外して欲しいと言ったのだ。食が細いから外してくれれば良いと念を押した。鶏肉も駄目かと聞かれたのでそうだと答えた。

 部屋からは一面の海。眺めは最高で清潔である。問題は夕食。牛鍋はなかったが代わりにマグロシャブが容易されていた。こっちはそんなに食べられないんだよお。茶碗蒸しの代わりにシラスの焼き物だった。これもボリュームがあるの(涙)。茶碗蒸しには鶏肉が入っているのでそうしたと言う。

 外すだけで良いと言われて、はいそうしました、ではホテルの面目が立たなかったのだろう。かえって高い物にしてしまった訳だ。代わりに用意されたなら食べない訳には行かない。必死に食べたが、天ぷらは丸々残した。シラスは妻に半分助けて貰った。結果、二人共か食状態になって、念の為に持って来た胃腸薬を飲む有様。

 よーっく分かった。余計な事を言ってはいけない。食べられない物は残すの一手。勿体無いけど仕方ない。余計な手間を宿に掛け、食べ切れずに残すなんてバカな真似をしてはいけない。

 朝飯もボリュームたっぷり、あたしはおかずを二品残した。確かに食事は多いが外の諸君は一寸とも困ってない。あたしの胃が小さいのだ。結局文字通りの食い倒れ旅行でした。

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