2020年12月7日月曜日

休題 その三百三十八

 

 ナイキのCMが物議を醸している。日本における人種差別を糾弾する内容だそうだ。勿論日本にも人種差別はあるだろうし、それを糾弾するのは構わない。唯、日本は世界でも非常に人種差別の少ない国である事実は指摘しておこう。

 それよりも、当のナイキがウイグル人の強制労働によって造られた製品や原料をアメリカに輸入する事を禁じる法律が成立しないか、或いは効力を弱める為のロビー活動を行っていたとバレた方が問題だ。

 他国で差別反対と綺麗ごとを並べ立て乍ら、自分は弾圧された少数民族のタダ働きの上に乗って居て、それを禁じる法律制定に反対す るとは、見事なダブスタである。

 大体からして、人種差別はナイキの本国アメリカの方が激しいだろう。そして人種差別なぞ可愛く感じられるのが中共によるウイグル人弾圧なのだ。それに事実上加担しておいて他国の人種差別がどうとか、良く言うよ、の一言であろう。

 ウイグル問題に何故外のイスラム国家が沈黙しているのか疑問だった。同じムスリムが弾圧され、最も大切な信仰も奪われ様としているのに、何故黙ってるんだ?

 一寸と潜って見たら案の定イスラム国家の殆どは中共と経済関係が大きい。そうでない国は中共と組んで欧米諸国と対抗しようとしている。信仰より経済、信仰より力ってこってす。あたしのイスラム教への見方が一寸と変わった。残念ではありますなあ。

 悪いのは中共であるのは勿論だ。巨大な経済力に物を言わせて正論は踏み潰す。少数民族も踏み潰す。自国民すら踏み潰す。

 それを報じ様ともしないマスコミ、民族弾圧の片棒を担いで口を拭う企業、見て見ぬふりをする(日本の)人権擁護団体。

 ナチの暴挙を傍観するか協力している様なものなのだが、やがてすべてが明らかになる日が来るでしょう。

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