2020年12月13日日曜日

閑話 その三百四十二


 前回の閑話で大室山に登り損ねた話をした。下りでYが下降不能状態になった時だ。一年半ぶりだから、と書いたが間違い、今年に塔に二度、高松山に一度登っていた。従って九ヶ月ぶりが正しかったです。それであれじゃ、まっことヤバいですなあ。

 で、突然あたしの話だが、10Kg背負って高取山に行って来た。「又かバカ」と仰りたいのは分かるけど、その位で慣らして行きたいので悪しからず。

 前回が三時間二十分という恥ずべき記録だったので、十分は縮めたく、それでも極力急がずに里湯に着いたら三時間十分、目標は達成したものの嬉しくなんてないやい。

 今回は少し歩幅を広げた。小刻みに歩けば楽に登れるが、穂高ではそうは行かない。嫌でも大きな歩幅を取る所だらけだ。だもんで穂高を意識して見た。それで高取山か? と言われれば返す言葉はないのだが。

 曇った日だったが、人は割と多かった。中高年も山には行き出した様で、年齢は高めだった。二,三ヶ月前は若者ばかりだったのだから良い傾向と言えるだろう。山で武漢肺炎に感染するのは至難の技だろうから。

 下っていると六人のパーティと擦れ違った。路を避けていると二人通過し、中核の四人の先頭は八十半ば(!)の御婆さん。「ゆっくりどうぞ」と声を掛けると「ゆっくりしか登れません、済みません」と登って行く。パーティ全員七十過ぎ、ラストは七十半ばの男性で、リーダー(或いは世話役)だろう。

 立派である。年なりの山があるのが良い処だが、結構キツかろうにチャレンジする。そうありたいものである。

 前回程は参らなかった。とは言え、矢張り疲れた。穂高の後遺症はとっくに消え失せてるだろうから、純粋に加齢に依るものと思われる。ヤ、ヤバい!

 Yを心配するも結構だが、自分の心配もしなくてはいけませんね。

0 件のコメント: