2020年12月27日日曜日

休題 その三百四十二

 

 鬼滅の刃を書き足りなかったので続ける。煉獄杏寿郎に惚れたと言って居るユーチューバーが多い。実に尤もな事だ。

 彼はTV版のラスト近くで九人の柱として出ただけだ。従って情報は殆どない状態だ。常に真っ直ぐ前のみを見て、話す相手の目も見ない。感情を表さず常に断言する。大分変な奴としか思えない登場をする。

 その彼の生い立ちや環境をそれとなく分からせて行くシナリオは巧い。そして全力で戦い、敗れても尚、敵を道連れにしようと最後の力を振り絞る。結局敵には逃げられてしまうが、あっぱれな最期である。煉獄杏寿郎に惚れる人間が排出するのも道理である。

 TV版を見始めた頃、深夜番組だからネットフレックスが安く買ったのだろうと書いた。ネットフレックスの日本支社長が外の関係者と鬼滅の刃について語るネット番組があった。安く買ったなんてゲスの勘繰りでした、済みませんでした(ぺこり)。

 支社長は日本のアニメ業界の苦境(らしい、あたしは全く知らないけど)を見て、CG作業がやり易い装置だかソフトだかを援助するよう本社と掛け合ったそうだ。彼曰く「これは寄付でもボランティアでもない。将来に対する投資だ」と。

 日本のアニメはひょっとすると世界最高水準に達しているかも知れない。あたしはそっちにうといので分からないが、ディズニーに引けを取るとは思えない。その日本アニメが衰退しない努力をしてくれていたのだ。納得して大金を払ってくれたネットフレックスも偉い。投資の必要性を確り認識しているのだ。鬼滅の刃を製作したUFOTABLE もその恩恵を受けた筈だ。

 その行為は日本の関係会社にも影響を与えたと言う。それ迄は如何に安く叩くかという態度だったのが、必要な費用は必要だと認識した様だ。支社長、有り難う!

 話が鬼滅の刃から離れてしまった。あの素晴らしい画の裏話だと思って下さい。

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