2020年4月24日金曜日

休題 その三百一



 昨日(二十三日)又もや御禁令に反して高取山へ行って来た。電車もバスも山も前回に増して空いていた。そして梵天荘も大和旅館も営業を停止していた。折角鶴巻温泉に下りたのに、温泉に入れなんだのやあ(涙)。
 山岳協会も登山を控える様に声明を出した。山に依っては人がうじゃうじゃ入る。特に五月の連休だ。丹沢が筆頭だが、例年よりはずっと少ないだろうけど、それでも山小屋は混むでしょうな。モロに三密です。それに交通機関を利用するので武漢肺炎拡散の惧れがある。尤もな訴えだ。あたしも自粛ですな。
 登山家の野口健氏も登山自粛を訴えた。それにホリエモンが噛みついて話題になっている。登山に関して専門家(登山に専門家ってないけど、もしあれば野口健氏こそそれ)にケチを付けるとは、ホリエモンも良い根性だ。
 ただ野口健氏を「頭悪すぎて笑う」ってえのは品が無さすぎで笑う。確かに山で感染する事は考えられない(除く山小屋)が道中をも含めての話なので、地元にウイルスを持ち込まない為もあるのだ。
 ホリエモンは頭の良い人なのだろうが、専門家を馬鹿扱いする程優れているのだろうか。事は登山に関してなんでね。勿論、一般論としての自粛過剰への反発だとは分かっているが、山に無縁な人間に言われたくはない。だから一般論であって、山の経験なぞ関係無いと言われりゃ、確かにそうなんだけどね。
 それに対する野口健氏の返しが見事だった。「頭が悪いのはピンポン!」「笑いを求めた呟きではなかったのですが、しかし、笑いが少なくなりつつある今日において、お一人様にでも笑いを提供できたのはよかった」
 勝負あり! ですな。命懸けで山をやって来た男に唯噛みついただけの薄っぺらさが浮き彫りになったってとこでしょう。
 自粛過剰を嫌うホリエモンの気持ちも分かるが、武漢肺炎収束が先決って事ですな。

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