2020年4月12日日曜日

休題 その二百九十八



 東京の武漢肺炎新規感染者が百九十七人になった。あと三人で二百人に達する。自粛しか手はないのだろうが、じっとしてばかりいても体が鈍る。で、高取山に行って来た。休題だぞって? 分かってますよ。
 山は空いていた。電車もバスも空いていた。バスに至っては普段の40%以下だ。神奈中も赤字覚悟で走らせているのだろう。
 本題は下山してからの梵天荘の事だ。大和旅館はやっていたので、もし梵天荘が閉まっていたら大和へ戻れば良いやと行って見た。
 戸は開いている。シメシメやってるなと声を掛けると女将が現れ「初めてかね」と疑わしそうに見る。「何度も来てますよ」と答えると「こんな状況なんで休みなんだけど、一人なら良いや、どうぞ」と言う。一見の客がゾロゾロ来るのを警戒している様だ。地下足袋を脱いでいると「ああ、お客さんに覚えがある」と言う。そうでしょうとも。
 風呂はちゃんと湧いていた。入浴客の準備はしていた訳だ。因みに鶴巻温泉の源泉は冷たい。昔の区分で言うと鉱泉になる。今は25℃以上か、一つでも有効成分が含まれれば温泉と認められるのだ。
 たっぷり温まって出て来ると女将がいた。「食事は出さなくしたんだ、危ないしね」と言う。泊まりも断っているのだろう。あたしとしては梵天荘で宴会があるのが不思議なのだが。今度どういう人達が客なのか聞いてみたいと思っている。何度も書くが、こんな小さくて場所的にも不利な宿がどうしてやって行けてるのだろうか。年寄りには一寸とも優しく無い構造だし。
 この宿は、あたしには非常に好みなのだが、世の中には似た様な諸君もいるって事なんだろうかねえ。
 自粛要請を破って不急不要な移動をしたのだが、密集密閉密接は完全に避けているのでまあ良かろうと思う次第です。

2 件のコメント:

悪戯っ子 さんのコメント...

人間は天然痘を根絶したし、結核は BCGで、小児麻痺もポリオワクチンで、ほぼ克服している。
幕末にコレラが流行ったが緒方洪庵は西洋医学書に記されていた塩水飲用法を用いて治療を行った事で、死亡率を著しく低下させる事に成功した。
中世ヨーロッパではペストのパンデミックが起こったが当時は患者の衣類やリネンを燃やし、清潔な環境で風通しを良くする。家族連れにも感染したら、家毎、焼いてしまう。酷いときは村毎、焼き払う事もあったと云う。
日本脳炎は東南アジアで罹患する病で、ウイルスを持つ豚から吸血した蚊にを媒介に感染する。人から人への感染はないしワクチンが出来ており、今は滅多に掛かる人は居ない。

怖い病は森林等から生起する新たな病である。
薬を探すためにアマゾン奥地へと製薬会社が入っていくと全く未知の病気を引き出す可能性がある。

エイズの発生源は猿というのが定説だ。
ポリオワクチンの経口投与から起きたという説もあり、ケニアやコンゴで感染があったとされている。
因みにエイズのワクチンは出来ていない。

しかしコロナは恐ろしい。医療危機不足に薬もない。アビガンは効くのだが、治験中。スバルやホンダは海外で人工呼吸機製作準備をしている。国内の自動車工場は止まっている処が多いが人工呼吸機製作はするつもりが無いらしい。
イタリアではフィアットとフェラーリに製造命令がでている。アメリカもGMに命令した。
日本の首相の権限は小さすぎる。霞が関や医師会の反対があると、テレビ診断も出来ない。

kenzaburou さんのコメント...

韓国は戦時下にあるので政府に強権が与えられている。
それが今回の武漢肺炎制圧に役立ちましたなあ。