2019年12月7日土曜日

休題 その二百七十二



 封切られてから大分経つが、やっと「ターミネーター ニュー・フェイト」を観て来た。先月末に妻と旅行の帰りにである。
 ターミネーター2以降3が出来て、続けて二本映画になったが、どうにもならなくなるばかりで、こりゃひでーやの連続、折角の名作を寄ってたかって滅茶苦茶にしてくれたなあと嘆いていたが、3から先は全部チャラにし、ジェームスキャメロンが乗り出して、これぞ2の続編だと宣言した作品だ。
 そうは言うもののなあ、と大して期待はしない様にして、それでも多少は期待して行ったのでした。これもネタばれなので、これから観る方は読まないで下さい。
 確かに2の続編であった。そして老けたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とシュワちゃんが久し振りに顔を揃える。
 2でスカイネットは破壊され、審判の日は避けられたとの前提は守られている。但し、2の時に送られて来たターミネーター、すなわちシュワちゃん演じるT800は複数あって、溶鉱炉に自ら沈んで行ったT800以外のT800が、役目を果たしたジョンを襲って殺す。ジョンを殺したT800はその後何の指令もないので、人間に紛れて暮している、と言うのがミソである。
 完全に人間に同化して、家族(?)迄持っている、ってえのがどうかと思わされるが、人間の心理を理解するプログラムが組み込まれていた筈なので、メッチャ妥協すればどうにかやっとこさ許容できるだろう。
 一人の女性を殺す為に未来からターミネーターが送られて来る。同時にその女性を守る為に人間の女性が送られて来る。第一作のパターンですなあ。但し彼女は改造され、戦闘力が格段にアップしているのだ。
 あれ、スカイネットは破壊されたんじゃねえのけえ? そうなのだ。だけど戦闘ゲームが人類に戦いを挑んだのだった。(続)

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