2019年2月3日日曜日

休題 その二百四十四



 各自治体が簡易事故保険をやっている。町田にも有って、毎年二月にパンフレットを配布するが、シルバーがそれを請け負っている。
 各地区班長の所へ地区版で配るパンフレットが送られて来る。あたしの班の中町は四千七百部なので玄関に積み上げられてしまった。
 それは良いのだが、七人の会員に配らなくてはならない。あたしの分の五百を引いて四 
千二百、自転車でどうにかできる量ではないので、ボロ車に積み込んで出掛けた。重さは合計81Kg位だろう。
 三階の家が二件、二階の家が二件、そんなの何でもないわ、ってえのは昔の話だった。その夕刻から背中が痛くなった。風呂に入れば治らあなと思っていたが、治らない。
 昔は強靭だった背筋が、負荷が掛かって痛んだのだろう。緩くつってる様な嫌な痛みだ。年を取るって、こういう事なんですなあ。
 寝りゃ治るさ、と根拠も無く楽観視していたが、寝るのが大変とは夢にも思わなんだ。仰向けは論外、即座に痛い。横向きしかないのだが、微妙な角度を必要とする。モロに横でもいけないし、上を向き過ぎてもいけない。
 これで良しと体制が決まらなきゃ、痛みが走る。体制が決まって眠っても、寝返りの度に同じ試行を仏用途する。ぼやぼやしてると痛みが激痛に変わる。おいおい、こりゃあひどい事になったもんだぜ。
 二日目の夜は多少楽になった。うん、これで徐々に良くなるのだろうと安心していたら、その侭低値安定をしてしまった。詰まり全然良くならないの。
 三日目位から痛みは腰近くに下がって来た。妻は背中が痛む病がもう十年も続いているだろうか。段々痛みが動くと言っていたが、こんな感じなのだろう。唯、痛みの種類は全く別物だ。あたしは座る、歩く、立つ、に何の不自由もない。妻はその三つが大変なのだ。
 これで一週間を越すが、未だ寝るのは孤独な戦いだ。妻の辛さも、少しは分かったのですよ。

1 件のコメント:

悪戯っ子 さんのコメント...

山は平気で階段は駄目とは