2019年2月25日月曜日

休題 その二百四十五



 人の名前や地名、単語が出て来なくて、ほらあれとかあの人とか、あれそれの会話が多くなるのは、同年代の方なら当然覚えがある事だろう。翌日になると突然思い出したりするのも、御同様だと思われる。
 それは良くあるだろうし、単なる加齢に依る症状なので問題はない。二年程前にあった馬鹿げた経験はそれとは一寸と異質だった。巻きずしを買う事になって、干瓢巻きも必要だと言おうとしても言えなかったのだ。
私「かんぽー巻きもいるね」
妻「かんぽーってなあに?」
私「間違った、きゃんぽーだ」
妻「それも違うでしょうw」
私「あれ、何で言えないんだ、きゃんぽー」
妻「wかんぽーよ、あれ、変だw」
私「w自分も言えないじゃないかw」
妻「wあなたが変な事言うから分からなくなっちゃったのよw」
 と暫く二人で、きゃんぽーだかんぽーだと言い合ってはいるが、どうしてもかんぴょうとは言えないで、笑って笑って、しまいには腹が痛くなる騒ぎだ。
 馬鹿馬鹿しい話ですなあ。一度変に刷りこまれると、もう駄目って話です。結局翌日迄正確に発声できなかったのだから、二人とも立派にボケ寸前ってこってす。
 今の処生活に支障はきたさないが、何時なんどき訳の分からない事を言い出さないとも限らないので、時限爆弾を抱えている様なもんです、きっと。
 その様に段々歳を取って行くから丁度良いので、ある日急に始まったら、偉いショックでしょうね。気をつけなくっちゃ。と言っても、気を付けようもないのだけどw

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