2019年1月15日火曜日

休題 その二百四十



 未だ昨年末の赤岳の話が続いているが、もう一月も半ばとなったので割り込む事にした。もう充分時期外れの埒も無い話、箱根駅伝である。
 勿論走りにはド素人のあたしだが、正月にはぐい飲みを手に箱根駅伝を観戦するのがここ数年の習わしなのは、既述だろう。
 今年も同じだったのは言うまでもない。興味の中心は打倒青山学院、五連覇だけは何とか阻止して欲しいとの願いだ。青学に恨みがあるのではない。四連覇もすれば充分だろうよ、毎年同じ大学が勝つのが気に喰わないって、唯の野次馬根性なのです。
 案の定青学が途中からトップに立った。畜生、今年もか。と嘆いていたら四区で東洋が抜いた。その上次々と抜かれた。やったーー! 再度お断りしますが青学には恨みなんざないですよ。余りに強いのが気に喰わないだけ。
 山登りの五区も逃げ切って東洋が往路優勝を決めた。ここ迄は去年と同じ展開だ。違いは五分以上の差がある事だろう。でも、総合力に於いて東洋には一抹の不安がある。
 思わぬダークホースが現れた。こうでなくっちゃ面白く無い。八区で東海大学が東洋を抜いてトップに立った。東海は優勝候補だったそうだが、あたしは知らなかった。箱根を出発した時は五位だった青学がじわりじわりと追い上げて三位につけている。うーん、矢張り強いなあ。
 結局東海がトップを守って優勝。で、そら見た事か、十区で東洋は青学に抜かれて三位に落ちた。危ねえ危ねえ、東海がいなければ去年と同じく最後は青学が優勝していた処じゃないかよお。
 全体にレベルがアップしている様だ。箱根駅伝からオリンピック選手が生まれのも夢ではないだろう。昔は箱根は箱根であって、卒業後は走りと無縁な生活に戻るのが普通だったと聞いた事がある。唯々箱根駅伝の為のみに血の汗を流したのだと。
 ぐい飲み片手で観戦しては申し訳ないです。

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