2018年12月10日月曜日

休題 その二百三十五



 前に書いた同期会の二次会の時に、十二月にS、Kと山に行くが、その帰りに来れる九組の人間は集まろうじゃないかとの話になった。場所的には町田が良かろう、日にちは四日で、山帰りなのだから十四時、クラス会の打ち合わせ会の名目にしよう、と決まった。
 町田に住んで居るのはあたし一人だから、当然場所は見繕っておく、となった。コストパフォーマンスと言うが、あたし的にはパフォーマンスなんざ全く無視で、コストのみと言う、偉く貧乏な発想になっちまうのは致し方ない所なのです。
 十四時から飲めて、多分十人からが入れるとしたら、庄屋かな、と思って居るとKから電話があった。人数は十二人位だ、場所はホテルのレストラン某でどうかと言うので、某は不味いと地元では評判だからダメだと。
 本当はそう美味くはないが、不味くもない。値段が高いのを嫌ったのだ。Kは外にも名前を挙げたが、皆ダメだと言い張った。勿論高いからで、思えば情けないあたし。
 とは言え、やれ会長だ、社長だ、医者だ、一流企業を勤めあげて来ただと言う諸君とあたしじゃ、懐具合に雲泥の差がある。今回はこっちに合わせて貰おうじゃないかい。
 又Kから電話があった。Kb(たまに山にも参加する女性)と一緒に下見に来ると言う。え、そこまでやっか!
 分からんでもない。あたしに任せておくとどんな所に連れ込まれるか分かったもんじゃない、との心配があるのだろう。山の帰りだって、行きあたりばったりの汚い居酒屋に連れ込まれる事が多いのだから。
 Kbにはそんなの真っ平なのだろう。住まいは横浜だから町田は近いし。しかしKは千葉県の馬橋(松戸市)から二時間以上かけてやって来るのだ。呆れ返る程マメなやっちゃなあ。
 庄屋を見せて、ダメなら二の矢、三の矢と用意してその日を待ったですよ。(続)

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