お次も既述だもんだが良いやね。食べ物の話だでよぉ。零細山岳会の奥秩父縦走の話だがね。知っとる人はスルーしてちょうよ。
先遣隊のNと私は食糧不足で大荷物を担いで金峰山から入った。何故食糧不足? 私が丸々食料を家に置いて行ったから(涙)。
腹が減ってるので、国士岳を越えた狭い稜線上で力尽きた。六~七人用の大きくて重い綿布のテントを張る。道の上からはみ出してみっともないが仕方ない。もう夕方なので来る人はないだろうから、迷惑にならないだけが救いだ。
二人なのに何ででっかいテント? 先遣隊なのでメインテントを担いでいたのだ。次の幕営地に行き着く予定だったので、水は行動水(?)のみ。一合強の米をおかゆにして、量を増して二人分とするのだ。従って腹が減る。Nよ御免。
おかゆの味付けに袋の塩を入れるのだが、私が間抜けにも袋の底を叩いたもんでばさっと入って仕舞った。あ、バカ、どうすんだよー!
本当にバカです。一体どうしてこんなにもバカに育っちまったのかねえ(もう何度目か分からない涙)。
どう仕様も無い。入った塩袋に戻らずだ。無闇と塩辛いおかゆを食べて寝たのだが、飲む水も無い。翌日幕営地に着く迄の渇きは一級品で有った。草の露迄飲んだんだもんねえ。Nよ、改めて御免!
ヤバくもないって? まあそう言われればそうなんだよね。水場のありかは分かってんだから、辿り着けば良いだけの事で、でも、本人達は相当辛かったのでご勘弁を。
それでは地味にヤバい奴を。山の報告 稲包山で軽く触れて居る雪橋渡りだ。三坂峠から三国峠間の、上越国境稜線の一番低い地点が、私の上越稜線最終区間であったのはラベル「上越国境」に書いた通りだ。
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